糖尿病とは?症状・検査・治療・食事・合併症予防を完全ガイド|糖尿病専門医

船橋市芝山のしもやま内科は、日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医・指導医が診療を行う糖尿病内科です。船橋駅・北習志野駅・飯山満駅・高根木戸駅の4エリアからアクセスしやすく、糖尿病の診断・治療・食事療法・合併症予防を一貫して行っています。「血糖値を下げること」だけを目標にせず、合併症を防ぎ患者さまが快適な日常生活を送れることを大切にした診療を提供します。

糖尿病とは — 疾患の定義と基礎知識

糖尿病は、インスリンの作用不足によって血糖値が慢性的に高くなる代謝疾患です。膵臓から分泌されるインスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませる働きを持ちますが、このインスリンの分泌が低下したり、効きが悪くなったりすることで高血糖が続く状態が糖尿病です。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、日本では糖尿病が強く疑われる者と可能性が否定できない者を合わせると約1,000万人以上(成人の約10人に1人)と推定されています。特に40歳以降に発症率が高まり、食生活の欧米化や運動不足などの生活習慣の変化が背景にあります。

主なリスク因子として、以下のものが挙げられます。

  • 肥満(特に内臓脂肪型肥満):脂肪細胞から分泌されるアディポカインのバランスが崩れ、インスリン抵抗性を引き起こします
  • 遺伝的要因:家族歴がある場合、発症リスクが高まります
  • 運動不足:筋肉での糖取り込みが低下し、インスリン抵抗性を悪化させます
  • 食習慣:高カロリー食・高脂肪食・糖質の過剰摂取
  • 加齢:加齢に伴いインスリン分泌能が低下します
  • ストレス・睡眠不足:血糖値を上昇させるホルモンの分泌が増加します

糖尿病は主に1型糖尿病と2型糖尿病に分類されます。1型糖尿病は自己免疫機序により膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなる病型です。2型糖尿病はインスリン分泌低下とインスリン抵抗性が複合的に関与する病型で、糖尿病患者の90%以上を占めます。このほか、妊娠中に発症する妊娠糖尿病、特定の遺伝子異常や他の疾患・薬剤に伴って発症するその他の糖尿病があります。

糖尿病の症状・初期症状

糖尿病の初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、健康診断の血液検査で初めて血糖値の高さを指摘される方が多くを占めます。しかし、血糖値が高い状態が続くと以下のような症状が現れることがあります。

代表的な症状(3多1少)

  • 多飲(のどが異常に渇く):高血糖により血液の浸透圧が上昇し、脳が水分補給を求めるため
  • 多尿(トイレが近い・量が多い):余分な糖を尿として排出しようとするため
  • 多食(食事量が増える):エネルギーが細胞に取り込まれず、エネルギー不足を感じるため
  • 体重減少:エネルギー源として脂肪や筋肉が分解されるため

その他の症状

  • 疲労感・だるさ:エネルギー代謝がうまくいかないため
  • 視力低下・かすみ目:高血糖による水晶体の浸透圧変化
  • 皮膚の乾燥・かゆみ:脱水や末梢循環障害によるもの
  • 感染症にかかりやすい:免疫力の低下による(歯周病・膀胱炎・皮膚の化膿など)
  • 傷の治りが遅い:末梢循環障害や免疫能低下による

1型糖尿病と2型糖尿病の症状の違い

1型糖尿病は小児〜若年層で発症することが多く、発症が急激で症状が短期間で進行します。強い口渇・多飲・多尿に加え、急激な体重減少や意識障害(糖尿病ケトアシドーシス)をきたすことがあります。一方、2型糖尿病は中高年での発症が多く、発症は緩やかで初期には無症状の期間が長く続くのが特徴です。

糖尿病の診断 — 血糖値・HbA1c・OGTTの基準値と数値の見方

糖尿病の診断は、血液検査による血糖値とHbA1cの測定、および経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を用いて行われます。日本糖尿病学会の診断基準に基づき、以下のいずれかを満たすことで確定診断となります。

診断基準

  • 空腹時血糖値 126mg/dL以上
  • 75gOGTT 2時間値 200mg/dL以上
  • 随時血糖値 200mg/dL以上かつ糖尿病の典型的症状(口渇・多飲・多尿・体重減少)がある場合
  • HbA1c(NGSP)6.5%以上

ただし、HbA1c単独での診断は推奨されておらず、血糖値の測定と併せて総合的に判断します。また、上記のいずれか1回のみで糖尿病と確定できない場合は、別の日に再検査を行い確認します。

各検査値の見方

  • 空腹時血糖値:食事の影響を受けない、最も基本的な指標。100〜109mg/dLを「正常高値」、110〜125mg/dLを「境界型」とします。
  • HbA1c:過去1〜2カ月の平均血糖値を反映。6.0〜6.4%は「境界型」とされ、糖尿病のハイリスク状態です。
  • 75gOGTT:ブドウ糖75gを経口摂取し、負荷前・30分・60分・120分後の血糖値を測定。インスリン分泌能とインスリン抵抗性の両方を評価できます。
  • グリコアルブミン:過去2週間の平均血糖値を反映。治療開始後の早期評価や、貧血・腎疾患がある場合の代替指標として有用です。

当院ではこれらの検査を組み合わせて正確な診断を行います。「境界型」と指摘された方も、早期に適切な対応をすることで糖尿病への進行を予防できる可能性があります。

糖尿病の治療 — 食事療法・運動療法・薬物療法・インスリン

糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です。これらを土台として、必要に応じて薬物療法(経口薬・注射薬・インスリン)を追加します。治療目標は血糖コントロールの改善と合併症の予防にあり、患者さま一人ひとりの病態や生活スタイルに合わせた個別化治療が重要です。

食事療法

極端な糖質制限ではなく、エネルギー量と栄養バランスを考慮した「一生続けられる食事」を提案します。当院では、食べる順番やタイミング、カーボカウント(炭水化物量に応じたインスリン調整法)など実践的なアドバイスを行っています。完全に禁止する食品を設けるのではなく、工夫しながら楽しめる食べ方を一緒に考えます。

運動療法

有酸素運動(ウォーキング・水中運動など)と筋力トレーニングを組み合わせることで、インスリン感受性の改善と血糖コントロールの向上が期待できます。患者さまの生活スタイルや体力に合わせた無理のない運動プランを提案します。

薬物療法

経口血糖降下薬としては、メトホルミン(ビグアナイド系)、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、SU薬、チアゾリジン薬など、病態に応じて最適な薬剤を選択します。また、GLP-1受容体作動薬(注射薬)も幅広く対応しています。それぞれの薬剤の作用機序や副作用を丁寧に説明し、納得いただいた上で治療を進めます。

インスリン療法・インスリンポンプ治療

内服薬で十分な効果が得られない場合や、血糖値が著しく高い場合にはインスリン療法を導入します。当院ではインスリン注射に加え、インスリンポンプ治療(持続皮下インスリン注入療法:CSII)やSAP療法(Sensor Augmented Pump:センサー付きインスリンポンプ)にも積極的に対応しています。機器の選択から導入後の細やかな調整まで、院長が直接サポートします。

CGM(持続血糖測定)の活用

フリースタイルリブレやデクスコムG7などのCGMを用いて、日常生活での血糖変動を可視化します。食後血糖の急上昇パターンや無自覚性低血糖を把握することで、より効果的な治療方針を立てることができます。インスリン治療を受けている患者さまには保険適用となります。

カーボカウント指導

院長が直接指導するカーボカウントは、理論だけでなく実際の食事写真を見ながら「この食事なら何単位」という実践的な内容です。患者さまご自身が調整できる力を養うことを目指します。

糖尿病の合併症と予防

糖尿病で最も注意すべきは、高血糖が長期間続くことで全身の血管や神経に障害が生じる合併症です。合併症の予防・早期発見が糖尿病治療の重要な目標の一つです。

三大合併症(細小血管症)

  • 糖尿病網膜症:網膜の毛細血管が障害され、進行すると視力低下や失明の原因となります。年に1回の眼底検査が推奨されます。日本の成人の失明原因の第2位であり、早期発見・早期治療が極めて重要です。
  • 糖尿病腎症:腎臓の糸球体が障害され、最終的には透析治療が必要になることがあります。尿中アルブミン検査で早期に発見し、適切な治療を行うことで進行を抑制できます。現在、日本における新規透析導入の原疾患の第1位です。
  • 糖尿病神経障害:末梢神経が障害され、手足のしびれ・感覚低下・痛みが生じます。自覚症状に乏しい場合もあり、足の潰瘍や壊疽(足病変)のリスクを高めます。モノフィラメント検査や振動覚検査で評価します。

大血管症(動脈硬化性疾患)

糖尿病は動脈硬化を促進し、脳卒中・心筋梗塞・狭心症・末梢動脈疾患のリスクを高めます。当院では循環器専門医でもある院長が、血圧・脂質管理を含めた総合的な心血管リスク管理を行います。頸動脈エコーや心エコーを用いたスクリーニングも実施しています。

シックデイと緊急時対応

感染症などで体調が悪化したとき(シックデイ)は、血糖値が急上昇し、糖尿病ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群といった緊急症に陥るリスクがあります。発熱や下痢が続く場合の対応方法(インスリン量の調整・水分補給など)について、あらかじめ指導しています。意識がぼんやりする、激しい口渇と多尿、強い倦怠感や吐き気がある場合は、119番へのご連絡をおすすめします。

合併症予防のための定期検査

  • 眼底検査(年1回推奨)
  • 尿中アルブミン検査(腎症スクリーニング)
  • 神経障害検査(モノフィラメント・振動覚検査)
  • 頸動脈エコー・心エコー(状況に応じて)
  • 血圧・脂質検査(高血圧・脂質異常症の合併評価)

当院の特徴と強み

糖尿病専門医による専門性の高い診療

院長の下山立志は日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医・指導医であり、長年にわたり糖尿病診療に取り組んできました。さらに日本内科学会 総合内科専門医、日本循環器学会 循環器専門医、日本甲状腺学会 甲状腺専門医の資格も有しており、糖尿病に併存しやすい高血圧・脂質異常症・心疾患・甲状腺疾患も含めたトータルケアが可能です。

糖毒性からの回復を重視した早期介入

高血糖が長期間続くと膵臓のβ細胞が疲弊します。当院では早期に血糖を改善し、膵臓の機能を回復させる治療を重視しています。早期介入により、将来的なインスリン分泌能の維持・回復が期待できます。

充実した検査・治療機器

超音波検査装置による頸動脈エコー・心エコー・甲状腺エコーを実施(年間約480件(2025年度実績)の甲状腺エコー実績)。CGM(持続血糖測定)機器の導入と活用指導、インスリンポンプ・SAP療法への対応など、幅広い治療選択肢を提供しています。

連携

極端な糖質制限ではなく、続けられる範囲で無理なく改善する食事指導を提供します。院長が直接行うカーボカウント指導も特徴の一つです。

連携医療機関とのネットワーク

必要に応じて専門医療機関との連携を行い、患者さまに最適な医療を提供します。

アクセス情報 — 4駅からのアクセス詳細

当院は千葉県船橋市芝山に位置し、船橋市内の主要エリアからアクセスいただけます。無料駐車場7台完備のため、お車での来院も可能です。

〒274-0816 千葉県船橋市芝山4-33-5

❶ 高根木戸駅(新京成電鉄)からのアクセス

高根木戸駅から当院までは約2km。徒歩約15分でアクセス可能です。駅を出て直進し、住宅街を抜けると当院があります。お車の場合は約3〜5分、無料駐車場7台完備。新京成線沿線にお住まいの方に便利なルートです。

❷ 飯山満駅(東葉高速鉄道)からのアクセス

飯山満駅は当院に最も近い駅で、直線距離約1.4km。徒歩約15分で来院可能です。駅を出て直進し、住宅街を抜けると当院があります。自転車では約7分、お車の場合は約3〜5分。東葉高速鉄道線沿線の方に特に便利なエリアです。

❸ 北習志野駅(東葉高速鉄道・新京成電鉄)からのアクセス

北習志野駅から当院までは約3km。バスをご利用の場合、北習志野駅5番乗り場から京成バス 東03系統(東船橋駅行)または船23A系統(船橋駅北口行)にご乗車、「大慶山」バス停下車徒歩2分です。所要時間約10〜12分(乗車6〜8分)、運賃230円(IC優先)。お車の場合は約5〜7分、タクシー約10分(1,300円前後)です。

❹ 船橋駅(JR総武線・東武野田線)からのアクセス

船橋駅北口3番乗り場から京成バス 船23系統「大慶山」行にご乗車ください。「大慶山」バス停下車、徒歩2分です。所要時間約20〜22分、運賃320円(IC優先)。お車の場合は約15分、タクシー約15分(1,800円前後)です。

お車でお越しの方

無料駐車場を7台完備しています(予約不要)。満車の場合は近隣のコインパーキング(徒歩3〜5分圏内に数か所あり)をご利用ください。

診療時間・所在地・電話番号

診療時間 日・祝
9:00〜12:00
14:45〜17:30

所在地:〒274-0816 千葉県船橋市芝山4-33-5

電話番号:047-467-5500(予約受付)

駐車場:無料駐車場7台完備(予約不要)

初診の際はマイナンバーカード(保険証利用)およびお薬手帳をお持ちください。できるだけ事前にお電話で現在の状況をお伝えいただけると、より的確な診療をご提供できます。

よくあるご質問(FAQ)

糖尿病と診断されましたが、何から始めればいいですか?

まずは当院で正確な病期の評価(HbA1c・75gOGTT・合併症の有無)を行います。その上で、生活習慣(食事・運動)の改善目標を無理のない範囲で設定し、必要に応じて薬物療法を開始します。「何から始めていいか分からない」という状態を解消するための丁寧な説明を心がけています。

健康診断でHbA1cが6.2%でした。受診したほうがいいですか?

はい。HbA1c 6.0〜6.4%は「境界型」とされ、糖尿病のハイリスク状態です。この段階で適切な生活習慣指導を受けることで、糖尿病への進行を予防できる可能性があります。健診結果をお持ちの上、ぜひ一度ご相談ください。

糖尿病の治療中ですが、今の薬で合っているのか不安です。

当院ではCGM(持続血糖測定)を用いて日常生活での血糖変動を確認しながら、現在の治療内容が最適かどうかを評価し、必要に応じて見直しを行います。

インスリン注射が怖いです。本当に必要ですか?

多くの患者さまが最初は抵抗を感じられます。まずはしっかりとお話をして、必要性とメリット・デメリットを納得いただいた上で判断しています。内服薬でのコントロールが難しい場合でも、インスリンポンプ治療やSAP療法など選択肢は複数ありますので、ご安心ください。

糖尿病は治りますか?

現時点で糖尿病を完全に治す治療法はありませんが、良好なコントロールを続けることで「治療をしなくても問題ない状態(寛解)」を目指せるケースもあります。特に早期発見・早期治療が重要で、適切な食事療法・運動療法・薬物療法により血糖コントロールの改善が期待できます。

どのくらいの頻度で通院すればいいですか?

血糖コントロールの状態により異なります。治療開始時や調整期は1〜4週間に1回、血糖値が安定していれば2〜3カ月に1回程度の通院が目安です。

食事制限は厳しいですか?

当院では「一生続けられる食事」を重視しています。完全に禁止するものは基本的に設けず、工夫しながら楽しめる食べ方を一緒に考えます。カーボカウントを覚えると食事の自由度が上がります。連携も行っており、個別のアドバイスを提供します。

CGM(持続血糖測定)は保険適用ですか?

フリースタイルリブレなどのCGMは、インスリン治療を受けている患者さまには保険適用となります。インスリン治療を受けていない方でも、自費での使用が可能です(当院でセンサーを処方し、血糖変動の解析・診療に活用します)。

合併症が心配です。どの検査を受ければいいですか?

定期的な眼底検査、腎機能検査(尿中アルブミン)、神経障害検査に加え、状況に応じて頸動脈エコーや心エコーなども組み合わせています。当院ではこれらの検査を一貫して実施し、早期発見・早期対応を徹底しています。

初めての受診で何を持っていけばいいですか?

マイナンバーカード(保険証利用)、お薬手帳(または現在飲んでいるお薬が分かるもの)、可能であれば過去の検査結果(血糖値・HbA1cなど)をお持ちください。紹介状は必須ではありませんが、他院からの紹介の場合はお持ちください。

糖尿病でお悩みの方は、まずはご相談ください

「血糖値が気になる」「糖尿病と診断されたけど何をすればいいか分からない」「治療中のコントロールに不安がある」——しもやま内科は船橋駅・北習志野駅・飯山満駅・高根木戸駅からのアクセスが良好で、糖尿病専門医が丁寧に診療いたします。

📞 047-467-5500

診療時間:月・火・木・金 9:00〜12:00/14:45〜17:30
土曜 9:00〜12:00(水・日・祝 休診)

所在地:〒274-0816 千葉県船橋市芝山4-33-5
無料駐車場7台完備

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最終更新日:2026-08-28

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年科専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。

19/11/2025