糖尿病の合併症予防|3大合併症を防ぐ年間計画と早期発見|船橋市

糖尿病の合併症は予防できる

糖尿病の治療において最も重要な目的は合併症の予防です。糖尿病性網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害、足病変、そして心筋梗塞や脳梗塞などの大血管障害。これらの合併症は適切な管理で予防できるのです。

船橋市のしもやま内科では、日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医が、一人ひとりに合わせた「合併症予防プログラム」を提供しています。

糖尿病の3大合併症と大血管障害

糖尿病の合併症は、大きく分けて微小血管障害(3大合併症)大血管障害があります。

① 糖尿病網膜症(失明のリスク)

眼底の血管が傷つき、出血や浮腫が生じます。放置すると失明に至る可能性があります。初期は自覚症状がほとんどないため、定期検診が命綱です。

② 糖尿病腎症(透析のリスク)

腎臓の濾過機能が低下し、最終的に透析治療が必要になる可能性があります。尿にたんぱくが漏れる「微量アルブミン尿」が早期のサインです。

③ 糖尿病性神経障害・足病変(切断のリスク)

手足のしびれや痛み、感覚低下が生じます。足に傷がついても気づかず、感染症が進行して足切断に至る危険性があります。

④ 大血管障害(心筋梗塞・脳梗塞)

糖尿病は動脈硬化を促進し、心筋梗塞脳梗塞のリスクを2〜3倍に高めます。日本人の死因の第1位・第2位です。

予防の基本:年間管理スケジュール

合併症を予防するためには、定期的な検査と早期発見が不可欠です。以下のスケジュールで継続的な管理を行いましょう。

3カ月ごと(年4回)

  • HbA1c検査:血糖コントロールの全体評価(目標:7.0%以下)
  • 自己血糖測定の確認・指導
  • 食事・運動療法の見直し

6カ月ごと(年2回)

  • 眼底検査:網膜症の早期発見(瞳孔拡大眼底検査)
  • 脂質検査(LDLコレステロール等)

年1回

  • 尿検査:尿たんぱく・微量アルブミン(腎症スクリーニング)
  • 腎機能検査:eGFR・血清クレアチニン
  • 足病変検査:足背動脈触知・感覚検査・皮膚状態
  • 歯科検診:歯周病チェック(糖尿病と悪循環)
  • 心電図検査(大血管障害スクリーニング)

早期発見のサイン:セルフチェックリスト

以下の症状が出たら、すぐに受診してください。

目(網膜症のサイン)

  • 視力が急に落ちた、かすんで見える
  • 黒い点や糸(飛蚊症)が増えた
  • まぶしい、光の_HALOが見える

腎臓(腎症のサイン)

  • 尿の泡立ちがひどい(蛋白尿)
  • 足や顔の浮腫(むくみ)
  • 尿量の減少・夜間頻尿

神経・足(神経障害・足病変のサイン)

  • 手足のしびれ・痺れ・針で刺すような痛み
  • 足の冷え・色の変化(赤みや紫色)
  • 傷がなかなか治らない
  • 足の裏にプレッシャー感・歩きにくい

予防のための生活習慣:4つの柱

1. 血糖コントロール(最優先)

HbA1cを7.0%以下を目標に。食事療法、運動療法、必要に応じて薬物治療を組み合わせます。血糖の変動(モーニングスパイク等)も管理しましょう。

2. 血圧管理(130/80mmHg以下)

高血圧は合併症の進行を加速します。減塩・DASH食をはじめ、適切な降圧薬で管理します。

3. 脂質管理(LDL 100mg/dL以下)

悪玉コレステロール(LDL)を下げることで、大血管障害のリスクを減らします。スタチン系薬物療法と食事療法の組み合わせが効果的です。

4. 禁煙(最も重要なリスク因子)

喫煙は合併症の最も強いリスク因子です。禁煙することで、合併症リスクは大幅に低下します。禁煙支援プログラムをご利用ください。

5. 適度な運動(週150分以上)

有酸素運動(速歩き、水泳、自転車等)と筋力トレーニングを組み合わせましょう。運動は血糖コントロール、血圧低下、脂質改善に効果的です。

予防成功事例:専門医解説

【症例1】10年間合併症ゼロを維持

60代男性・会社員
診断時:HbA1c 8.5%、喫煙歴あり
現在(10年後):HbA1c 6.8%、合併症なし

成功のポイント:

  • 診断直後に禁煙(最大のリスクを除去)
  • 3カ月ごとのHbA1c検査を欠かさず実施
  • 年1回の眼底・腎機能検査を継続
  • 食事記録アプリで自己管理

【症例2】早期発見で進行を阻止

50代女性・主婦
眼底検査で「軽症網膜症」を発見。レーザー治療で視力を守りました。

教訓:定期検査で早期発見できたため、失明を防げました。自覚症状がないからこそ、検査が重要です。

しもやま内科の合併症予防プログラム

専門医による年間管理計画

日本糖尿病学会認定糖尿病専門医が、一人ひとりの状態に合わせた年間管理計画を作成します。検査スケジュール、治療目標、生活習慣改善ポイントを明確にし、継続的なフォローを行います。

最新の検査機器

  • 瞳孔拡大眼底検査(網膜症スクリーニング)
  • 尿微量アルブミン測定(早期腎症検出)
  • 足病変検査(感覚・血行評価)
  • 動脈硬化検査(脉波伝搬速度)

糖尿病教室

当院では糖尿病教室(全6回)を開催。合併症について詳しく知りたい方は、特に教室②「合併症予防と治療の目的」教室④「合併症の詳細」教室⑤「合併症の怖さ」をご受講ください。

診療情報

診療時間

  • 月・火・木・金:9:00〜12:00 / 14:45〜17:30
  • 土曜:9:00〜12:00
  • 水・日・祝:休診

アクセス

住所:千葉県船橋市芝山4-33-5
最寄駅:高根木戸駅・飯山満駅 各徒歩15分
駐車場:7台完備(予約不要・無料)

糖尿病の合併症予防について、まずはご相談ください。初診・転院・セカンドオピニオン、いずれも歓迎いたします。

関連情報

糖尿病の食事療法(実践編):1日献立例、糖質コントロール、外食対策を詳しく解説。

20/04/2026