心房細動・不整脈│専門医による当日検査│アブレーション前相談可|しもやま内科

心房細動は、心臓の不規則な拍動が続く不整脈の一種です。放置すると脳梗塞心不全のリスクが高まります。船橋市のしもやま内科では、循環器専門医による当日検査(心電図・心エコー・血液検査)で迅速に診断し、薬物治療からアブレーション前相談まで包括的にサポートします。

このページの要点

  • 心房細動は脈が不規則に乱れる不整脈で、40〜50%の人は無症状のまま進行します
  • 3大症状は「動悸」「息切れ」「めまい」ですが、脳梗塞発症後に初めて気づくことも
  • 原因は「加齢」「高血圧・心臓病」「飲酒」のほか、睡眠時無呼吸症候群(SAS)甲状腺機能亢進症(バセドウ病)も重要
  • しもやま内科では甲状腺専門医×循環器専門医がワンストップで診療。バセドウ病による心房細動の早期発見・治療が可能です
  • 必要に応じて船橋市立医療センターへの紹介で、アブレーション治療など高度医療へスムーズに連携します

心房細動とは?

心房細動(Atrial Fibrillation: AF)は、心臓の右心房で不規則な電気信号が発生することで、心臓が小刻みに震える状態になる不整脈です。正常な心拍(洞調律)では1分間に60〜100回の規則正しいリズムで鼓動していますが、心房細動になると心房だけが1分間に350〜600回という異常に速い頻度で細動し、心室への伝導も不規則になります。

心房細動そのものは直接的に生命に関わることは少ないですが、放置すると以下の重大な合併症を引き起こすリスクがあります:

  • 脳梗塞:左心房に血栓が形成され、脳に流れて詰まる
  • 心不全:心拍が速く続くことで心臓が疲弊し、ポンプ機能が低下
  • 認知症リスク増加:微小脳梗塞の繰り返しによる

心房細動の3大症状

心房細動の典型的な症状は以下の3つですが、40〜50%の人は無症状(無症候性心房細動)で、健診や他の病気の検査で偶然発見されることもあります。

1. 動悸

胸がドキドキする、心臓の鼓動が不規則に飛ぶ感じがあります。運動時や緊張時だけでなく、安静時や就寝中にも症状が出るのが特徴です。

2. 息切れ

以前は平気だった階段の上り下りや、速歩きで息切れがするようになります。これは心臓のポンプ機能が低下し、肺にうっ血が生じているサインです。

3. めまい・ふらつき

血圧が不安定になり、脳への血流が一時的に不足することでめまいやふらつきを感じます。立ち上がった時や、突然症状が出ることがあります。

⚠️ 注意:無症状の心房細動も危険
症状がなくても、心房細動は脳梗塞のリスクを高めています。健診で「不整脈があります」と指摘された場合は、詳しい検査を受けることをお勧めします。

心房細動の原因とリスク因子

心房細動の主な原因とリスク因子は以下の通りです:

  • 加齢:60歳以上でリスクが増加し、80歳以上では10%以上が心房細動を合併
  • 高血圧:長期の高血圧は心房を大きく・硬くする
  • 心臓病:心不全、心臓弁膜症、虚血性心疾患
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病):甲状腺ホルモンの過剰分泌が心拍を上げる
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS):夜間の低酸素が心房に負担をかける
  • 飲酒:特に大量飲酒は「休日心症候群」を引き起こす
  • 肥満:体重増加は心房細動の独立したリスク因子
  • 糖尿病:インスリン抵抗性と関連

当院での診断の流れ

しもやま内科では、当日検査で心房細動の診断・評価が可能です。

STEP 1:心電図(ECG)

不整脈の有無と種類を確認。心房細動の特徴的な「不規則に不規則な脈」と「P波の消失」を確認します。

STEP 2:心エコー(超音波検査)

心臓の構造・機能を評価。心房の大きさ、心臓弁の状態、心筋の動きを確認します。

STEP 3:血液検査

甲状腺機能(TSH・FT4)、腎機能、電解質、貧血の有無を確認。バセドウ病SASの合併がないか精査します。

STEP 4:24時間心電図(ホルター心電図)

1日単位の不整脈の発生頻度とパターンを評価。無症状の発作性心房細動も検出できます。

心房細動の治療

心房細動の治療は、「脳梗塞予防」「心拍数・リズムコントロール」「原因治療」の3本柱です。

1. 脳梗塞予防(抗凝固治療)

心房細動では左心房に血栓ができやすく、脳梗塞のリスクが5倍に高まります。脳梗塞リスクに応じて抗凝固薬(ワーファリン、DOAC)を使用します。

2. 心拍数・リズムコントロール

  • 薬物治療:β遮断薬、カルシウム拮抗薬、抗不整脈薬などで心拍をコントロール
  • カテーテルアブレーション:肺静脈周囲の異常な電気信号を焼灼して根治を目指す治療。発作性心房細動で70〜80%の成功率

3. 原因治療

よくある質問(FAQ)

心房細動は治りますか?

薬物治療でコントロールする場合と、カテーテルアブレーションで根治を目指す場合があります。発作性の早期であればアブレーションの成功率は高く(70〜80%)、甲状腺機能亢進症が原因の場合は甲状腺治療で改善することもあります。

抗凝固薬は一生飲み続けなければいけませんか?

脳梗塞リスクに応じて長期にわたることが多いですが、アブレーションで根治し、一定期間経過後に減薬・休薬を検討することもあります。ただし無断で中止すると脳梗塞のリスクが高まるため、医師と相談しながら調整します。

バセドウ病と心房細動の関係は?

バセドウ病では甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで心拍が上がり、心房細動を合併しやすくなります。バセドウ病の治療で甲状腺ホルモンが正常化しても、心房細動が慢性化することがあるため、早期の発見・治療が重要です。

検査当日に結果はわかりますか?

心電図・心エコーは当日結果が出ます。血液検査も当日傍晚〜翌日には結果が出るため、診断と初期治療方針は初診当日にご説明できます。

受診の目安

以下の症状がある場合は、早めに受診をご検討ください:

  • 脈が不規則に飛んでいる感じがする
  • 動悸がして胸がドキドキする
  • 階段を上ると息切れがする(以前より明らかに悪化)
  • めまいやふらつきを感じる
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の診断があり、動悸がある
  • いびきがひどく、日中眠気がある(SASの可能性)

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監修医師:下山 立志(しもやま たつし)
日本循環器学会 循環器専門医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本内科学会 総合内科専門医・指導医

参考・出典:
・日本循環器学会/日本不整脈心電学会:2024年JCS/JHRSガイドラインフォーカスアップデート版 不整脈治療
・日本甲状腺学会 ガイドライン
・ESC Guidelines for the management of atrial fibrillation (2024)

16/03/2026