甲状腺内科

甲状腺ホルモンと妊娠

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甲状腺ホルモンと妊娠

妊娠糖尿病 診断

妊娠糖尿病 診断

卵巣,子宮内膜,トロホブラストに甲状腺ホルモン受容体が発現しており,甲状腺ホルモンが妊娠成立への4つの過程(排卵,受精,卵割,着床)のいずれにも深く関与している。特に着床において,甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンは,成長因子やサイトカインなどと協調的に作用したり,それらの発現を調整したりすることで重要な役割を果たしている。さらに甲状腺ホルモンは,妊娠成立後の産科異常症(流死産,妊娠高血圧症候群など)の発生にかかわる胎盤形成(トロホブラストの増殖,分泌能,浸潤能)にも深く関係している。そのため,甲状腺機能異常が不妊症や産科異常症を惹起する原因となるが,甲状腺機能が正常でも,潜在性甲状腺機能低下症や甲状腺に対する自己抗体が陽性の場合にも,不妊症や産科異常症が起こる。一方,適切な甲状腺ホルモン補充,抗甲状腺薬の投与によって妊娠率の向上だけでなく,妊娠後の流産率や産科異常症発生率を低下させることができる可能性がある。

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