甲状腺内科

妊娠時一過性甲状腺機能亢進症

妊娠時一過性甲状腺機能亢進症 Gestational transient hyperthyroidism; GTH

妊娠時一過性甲状腺機能亢進症

妊娠時一過性甲状腺機能亢進症

妊娠初期に、胎盤が作るホルモン;ヒト絨毛性ゴナドトロピン;hCGが甲状腺を刺激し一時的に甲状腺機能が亢進することがあります。これを妊娠時一過性甲状腺機能亢進症といいます。

血液検査ではFT4高値、TSH低値ですが、バセドウ病とは異なりTRAbは陰性となります。

妊娠時一過性甲状腺機能亢進症の場合は、hCGが低下する妊娠14~15週までにはFT4、TSHが正常化するため、治療の必要はありません。

ただし、頻脈、振戦が強いケースでは、ヨウ化カリウム丸を使用します。

妊娠初期にバセドウ病が悪化することが多いとかねてより言われていました。

hCGにはSH受容体を刺激する作用があるため、hCG高値となりやすい妊娠初期に一過性の甲状腺機能亢進所見を呈することがあります。

近年,妊娠時一過性甲状腺機能亢進症(Gestational transient hyperthyroidism;GTH)として注目されるようになっています。

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