妊活・月経異常・不妊の「内分泌チェック」と紹介目安を、外来3分で確認できるハブです
- まずは妊娠の除外+TSH/FT4+プロラクチン(採血条件を整えて再検)を軸に整理します。
- 高プロラクチン血症は薬剤性・二次性・マクロPRLを意識し、必要なら下垂体MRIの適応を判断します。
- PCOS/高アンドロゲンなど、婦人科診療で迷いやすい内分泌テーマを産婦人科向けにまとめ、内分泌内科との連携判断を支援します。
このページで確認できること(外来3分)
- 妊活・月経異常・不妊でまず押さえる内分泌の基本セット(TSH/FT4、PRL再検の考え方など)
- 高プロラクチン血症の薬剤性・二次性鑑別とMRI適応
- PCOS/高アンドロゲン/耐糖能など、生殖内分泌で迷うポイントと紹介目安
※本ページは医療者向け(for-obgyn)の連携用メモです。患者さん向け説明は必要に応じて別紙化してください。
1. まず外来で揃える視点(妊活・月経異常・不妊の内分泌チェック)
生殖内分泌は、「採血条件を整えた再検」と「薬剤性・二次性の除外」が診断精度を左右します。特に高プロラクチン血症は、鑑別と運用がガイドラインで整理されています。Endocrine Society(高プロラクチン血症)
⏱ 1分クイックリファレンス(迷うところだけ)
- 妊娠の除外(最優先)
- TSH/FT4:甲状腺機能異常は月経・排卵に影響しうるため並行評価が実務的です。ATA 2017(妊娠・産後の甲状腺)
- プロラクチン(PRL):採血条件(ストレス・採血時刻・反復)を整えて再検し、薬剤性を確認します。JCEM 2011(Endocrine Society CPG)
2. この小ハブの位置づけ(initial-management との役割分担)
- initial-management:妊娠・周産期(GDM、妊娠中の甲状腺など)の「当日判断・紹介判断」を短時間で整理。
- repro-endocrine(本ページ):妊活〜妊娠前の月経異常・不妊で、再検・鑑別・計画的評価が必要なテーマを束ねます。
3. 主要トピック(生殖内分泌:鑑別と紹介判断)
ご紹介・ご相談(産科・婦人科の先生方へ)
しもやま内科(内分泌・甲状腺) TEL:047-467-5500 FAX:047-467-7500 「生殖内分泌(妊活・月経異常・不妊)の相談」とお伝えください。
実際の外来診療では、PRLは採血条件の影響が大きいので「再検の仕方」と「薬剤性・二次性」を先に整理し、そのうえでMRI適応や妊娠希望時の運用(待機/治療)を一緒に決めています。
参考文献
- Melmed S, et al. Diagnosis and Treatment of Hyperprolactinemia: An Endocrine Society Clinical Practice Guideline (2011). 公式 / PubMed
- Recommendations from the 2023 International Evidence-based Guideline for the Assessment and Management of PCOS. ESHRE / RCOG
- Alexander EK, et al. 2017 ATA Guidelines for the Diagnosis and Management of Thyroid Disease during Pregnancy and the Postpartum. PubMed / Publisher
- 日本産科婦人科学会:産婦人科 診療ガイドライン(婦人科外来編 2023). PDF
👨⚕️ この記事の監修医師
下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。