「妊娠を考えているけど、甲状腺の数値が気になる」「TSHが基準より高いと言われた」——妊娠前の甲状腺ケアは、実はとても大事です。今回は妊娠前のTSH(甲状腺刺激ホルモン)の重要性についてお話しします。
なぜ妊娠前にTSHが重要なのか
妊娠初期(特に胎児の甲状腺がまだ働いていない8〜12週まで)は、赤ちゃんはお母さんの甲状腺ホルモンに完全に依存しています。お母さんの甲状腺機能が低下していると、赤ちゃんの脳の発達に影響が出る可能性がある——だから妊娠前から甲状腺を整えておくことが大切なんです。
妊娠を考えている方のTSH目標値
一般的に、妊娠を計画している方のTSHは2.5μIU/mL未満が推奨されています(日本甲状腺学会)。通常の基準値より厳しいですよね。これは「妊娠したらすぐに甲状腺ホルモンの需要が増える」ことを見越した設定です。
橋本病でチラーヂンを飲んでいる方は、妊娠がわかったらすぐに(あるいは妊娠前に)薬の量を増やす必要があることが多いです。
妊娠前にやるべきこと
- 妊娠を計画したら、まずTSH・FT4をチェック
- TSHが2.5以上なら、内分泌専門医に相談
- チラーヂンを飲んでいる方は、妊娠後すぐに医師に連絡(薬の増量が必要かもしれません)
- 妊娠中も定期的に甲状腺機能をチェック(4週ごとが目安)
❓ よくある質問
TSHが高めだけど、妊娠しても大丈夫?
TSHが高めの状態で妊娠すると、流産や早産のリスクが上がるという報告があります。妊娠前にチラーヂンで適正範囲に整えてから妊娠するのがベストです。
甲状腺の検査は不妊治療の前に受けるべき?
はい。不妊治療を受ける前の検査項目に甲状腺機能は含まれています。もし受けていないのであれば、早めにチェックすることをおすすめします。
「妊娠前に甲状腺の検査って必要なの?」——はい。赤ちゃんのためにも、ぜひチェックを。
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