糖尿病と妊娠・出産|妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠の管理|しもやま内科(船橋市)

糖尿病と妊娠は、少し大変ですが、しっかり管理すれば母子共に健康に過ごせます。

しもやま内科では、糖尿病専門医・指導医が、妊娠前から産後までの血糖管理をサポートしています。

船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市など、近隣エリアからの通院も多数です。

🤰 妊娠糖尿病(GDM)の検査と治療

妊娠中に初めて高血糖が見つかった場合の検査・治療について:


糖尿病と妊娠の2つのパターン

糖尿病と妊娠には、主に2つのパターンがあります。

1. 妊娠糖尿病(GDM)

妊娠中に初めて高血糖が認められる状態です。
妊娠24〜28週頃に行う75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)で診断されます。

  • 日本の妊婦さんの約5〜10%が発症
  • 多くの場合、出産後に血糖は正常化
  • ただし、将来の糖尿病リスクが高まるため、産後のフォローアップが重要

🔍 詳細情報:
GDMの検査・治療・FAQについては妊娠糖尿病検査GDM FAQページをご覧ください。

→ 妊娠糖尿病(GDM)とは?の詳細ページ

2. 糖尿病合併妊娠

妊娠前から1型または2型糖尿病をお持ちの方の妊娠です。
妊娠中のホルモン変化により血糖コントロールが難しくなるため、
妊娠前からの準備(プレコンセプションケア)と、
妊娠中の緻密な血糖管理が不可欠です。

「近いうちに妊娠を考えている」「将来の妊娠に備えてコントロールを整えたい」という方は、
妊娠前の糖尿病相談としてお気軽にご相談ください。

血糖管理が大切な理由

妊娠中の高血糖は、母体と胎児の双方に影響を及ぼす可能性があります。

  • 胎児への影響:巨大児、出生時低血糖、先天異常のリスク増加
  • 母体への影響:妊娠高血圧症候群、早産、帝王切開率の上昇
  • 将来への影響:妊娠糖尿病の方は、将来2型糖尿病を発症するリスクが高まります

しかし、適切な血糖管理を行うことで、これらのリスクを大幅に減らすことができます。
合併症リスクについては、糖尿病の合併症(目・腎臓・神経・心血管)のページで詳しく解説しています。

⚠️ 妊娠中の腎機能管理:
妊娠中は腎臓への負担が増加します。糖尿病をお持ちの方は糖尿病腎症(DKD)の進行に注意が必要です。

しもやま内科での診療・サポート

精密な血糖モニタリング

当院では、自己血糖測定(SMBG)に加え、CGM(持続血糖測定)も導入しています。
24時間の血糖変動をグラフで確認できるため、食事・運動・インスリンの効果を詳細に把握し、
より精密な治療調整が可能です。

CGMやセンサー治療については、
持続血糖測定(CGM)のご案内もあわせてご覧ください。

食事・運動療法の指導

妊娠中に必要な栄養を確保しながら血糖コントロールを行う食事療法を指導します。
無理な食事制限ではなく、妊娠中でも続けられる現実的な食生活を一緒に考えます。

基本的な考え方は、当院の糖尿病教室(全6回)でお伝えしている内容とも共通しており、
妊娠中の状況に合わせてアレンジしていきます。

インスリン治療

食事療法・運動療法だけで目標血糖値に達しない場合は、インスリン治療を検討します。
妊娠中に使用可能なインスリン製剤を選択し、胎児への影響を最小限に抑えながら血糖コントロールを行います。

すでにインスリン治療中の方は、妊娠前後で単位数や打ち方の調整が必要になることがあります。
インスリン治療のページも参考にしてください。

産科との連携

船橋市および周辺地域の産科医療機関と密に連携し、母体・胎児の状態を総合的に判断します。
分娩計画の作成や、妊娠高血圧症候群・胎児発育遅延などの合併症への対応体制も整えています。

💡 妊娠高血圧症候群の予防:
糖尿病と高血圧が合併するとリスクが増加します。血糖と血圧の両方を管理することで予防できます。

いつ受診すべきですか?

次のような場合には、早めの受診をおすすめします。

  • 妊娠検査薬で陽性が出たら、できるだけ早く受診してください(糖尿病合併妊娠の方)
  • 妊娠24〜28週の血糖スクリーニングで異常が指摘された場合
  • 妊娠期間中、いつもの血糖値が高いと感じるとき
  • 糖尿病があり、妊娠を計画されている方(妊娠前の相談をお勧めします)

受診の目安については、初めて受診される方へのページもご参照ください。

🔍 検査の詳細:
GDMの検査時期・流れについては妊娠糖尿病検査ページをご覧ください。

診療時間・アクセス

しもやま内科
千葉県船橋市芝山4-33-5
電話:047-467-5500

診療時間や休診日、駐車場などの詳細は
アクセス・診療時間のページにまとめています。

ご不明な点やご心配なことがあれば、お気軽にお電話でご相談ください。
糖尿病と妊娠に関する不安を一緒に整理しながら、安心して妊娠・出産を迎えられるようサポートいたします。


「妊娠糖尿病と言われた妊婦さんへ」のメッセージ

妊娠糖尿病と言われて、落ち込んでいませんか?貴女は悪くありません。

妊娠糖尿病は、もともと糖尿病ではない女性にも起こりえます。妊娠中に、「血糖が高めです。」「尿糖が陽性です。」といったご指摘を受けた患者さんは、ご相談ください。

妊娠糖尿病の基本

妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常のことを言います。妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に「明らかな糖尿病」と診断された場合は妊娠糖尿病には含めません。

血糖管理の目標

血糖の厳重な管理が最も大切で、食前100mg/dl未満、食後2時間120mg/dl未満を目標に管理します。

治療アプローチ

  • 食事療法:妊娠中は運動療法があまりできないため、まず食事療法を行います。お母さんと赤ちゃんがともに健全に妊娠を継続でき、食後の高血糖を起こさず、空腹時のケトン体産生を亢進させないよう配慮します。4~6分割食にします。
  • インスリン療法:食事療法でも血糖管理が十分にできない場合は、赤ちゃんに悪影響を与えないインスリン注射を用いて管理します。妊娠が進むにつれインスリン使用量が増えますが、ほとんどの場合産後には減量あるいは中止できます。

💬 よくある質問:
GDMに関するQ&Aは妊娠糖尿病(GDM)FAQページをご覧ください。

産後のフォローアップ

産後6~12週間後に再びブドウ糖負荷試験を受け、妊娠糖尿病が治っているかどうか評価しましょう。また、治っていても妊娠糖尿病になった方は、妊娠糖尿病のなかった人に比べ、約7倍の高頻度で糖尿病になりますので、その後も定期的な検診が必要です。

📋 産後のフォローアップ:
糖尿病リスクが高い方は、定期検査スケジュールに従って年1回の検診をお勧めします。


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03/03/2026