糖尿病内科

カーボカウントとは?糖尿病の食事療法Q&A|しもやま内科(船橋市)

22/04/2025

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🍞 カーボカウントに関するよくある質問(FAQ)

Q1. カーボカウントって何ですか?

A: カーボカウントとは、食事に含まれる炭水化物の量を計算して、インスリンの量や血糖値の管理に役立てる方法です。特に1型糖尿病の方に多く使われていますが、2型糖尿病にも有効です。


Q2. なぜ炭水化物だけを数えるの?

A: 炭水化物は血糖値に最も大きな影響を与える栄養素です。たんぱく質や脂質も多少影響はありますが、炭水化物の影響が圧倒的に大きいため、それを管理することが血糖コントロールの鍵となります。


Q3. どの食品に炭水化物が含まれているの?

A: 主に炭水化物を多く含む食品は以下の通りです:

  • ごはん、パン、麺類
  • いも類(じゃがいも、さつまいもなど)
  • 果物
  • 牛乳やヨーグルト
  • 砂糖やお菓子類

Q4. 炭水化物の量はどうやって調べるの?

A: 主に次の方法で確認します:

  • 栄養成分表示を見る
  • 食品交換表を使う(1単位=10g炭水化物)
  • アプリや書籍を使って調べる
  • 栄養士に相談する

Q5. 「1カーボ」とは何グラムの炭水化物?

A: 一般的に「1カーボ」は10gの炭水化物とされています。アメリカ式では「1カーボ = 15g」とされることもあるため、どの方式を使っているか確認が必要です。


Q6. カーボカウントをするときの注意点は?

A:

  • 調理後の量を正確に量る(特にご飯やパスタなど)
  • 食品の種類による吸収速度の違いに注意する
  • 間食や飲み物の炭水化物も忘れずにカウントする
  • 血糖値の記録と一緒に行うと効果的

Q7. インスリンを使っている場合、カーボカウントはどう関係するの?

A: カーボカウントを用いることで、炭水化物の摂取量に応じてインスリンの量(ボーラス)を調整することができます。「1単位のインスリンで10gの炭水化物をカバーできる」といったように、個別のカーボ比(インスリン:炭水化物の比率)を医師と相談して設定します。


Q8. 外食やコンビニ食品のカーボカウントはどうする?

A:

  • 栄養成分表示を確認する(最近は多くの商品に表示あり)
  • スマホアプリ(例:カロミル、あすけんなど)を使う
  • おおよその目安を覚えておく
  • 食品交換表や外食カーボ一覧表を活用

Q9. 毎食カウントしなきゃいけないの?

A: 最初は毎食カウントすることが望ましいですが、慣れてくるとパターンが分かってきて、大体の目安で管理できるようになります。慣れてきたら「ざっくりカウント」でも十分効果があります。


Q10. カーボカウントは誰でもできますか?

A: はい、基本的な知識を身につければ誰でも可能です。ただし、糖尿病治療の一環として行う場合は、医師や管理栄養士と相談しながら実施するのが理想的です。

まずは簡単に始めてみたい方は、こちらの「カーボカウントをやってみましょう」ページをご覧ください。


🍚 カーボカウント用 食材早見表(目安量で10g炭水化物 = 1カーボ)

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