下の血圧(拡張期血圧)が高い原因と改善|即効性のある下げ方・正常値・薬の基準

拡張期血圧(下の血圧)が高いのは、血管の硬さや末梢血管抵抗の増加が原因です。上の血圧が正常でも、下の血圧が90mmHg以上続く場合は医療機関での評価が必要です。

最低血圧(拡張期血圧)が高い原因

拡張期血圧とは — 生理的意味と役割

血圧は収縮期血圧(最高血圧)拡張期血圧(最低血圧)の2つで表されます。拡張期血圧は心臓が拡張(弛緩)している時の動脈内の最低圧力を示し、心臓が休んでいる間に血液を冠動脈(心臓自身に栄養を送る血管)へ送り込むための駆動圧としても重要な役割を担っています。

種類 説明 正常値
収縮期血圧(上) 心臓が収縮して血液を送り出す時の最高圧力 120mmHg未満
拡張期血圧(下) 心臓が拡張して休んでいる時の最低圧力 80mmHg未満

拡張期血圧の値は、末梢血管抵抗(Total Peripheral Resistance; TPR)心拍数の影響を強く受けます。末梢血管抵抗が高いほど、また心拍数が速いほど拡張期血圧は上昇する傾向があります。このため、拡張期血圧は「血管の末梢での抵抗状態」を反映する指標として臨床的に重視されています。

拡張期血圧が90mmHg以上の場合は、高血圧症(拡張期優位型)と診断されます。

📌 【関連記事】血圧の上と下の差(脈圧)が大きい・小さい原因と正常値

拡張期高血圧と収縮期高血圧の違い

高血圧は、どの血圧値が優位に高いかによっていくつかのパターンに分類できます。

タイプ 特徴 主な年代
拡張期高血圧 下の血圧のみ高い(上の血圧は正常〜軽度高値) 30〜50代の比較的若い世代
収縮期高血圧 上の血圧のみ高い(下の血圧は正常〜低下傾向) 60歳以上の高齢者
混合型 上の血圧・下の血圧ともに高い 全年齢層

拡張期高血圧は、血管の弾力性が保たれている比較的若い世代に特徴的です。血管が柔らかいと収縮期血圧は上がりにくい一方で、末梢血管抵抗の上昇が拡張期血圧に直接反映されるため、上の血圧が正常でも下の血圧だけが上昇するという状態が生じます。一方、収縮期高血圧は動脈硬化が進行した高齢者に多く、血管の弾力性低下により収縮期血圧が跳ね上がる一方で拡張期血圧はむしろ低下する傾向があります。

拡張期高血圧を放置すると、将来的に混合型高血圧へ移行し、心血管リスクがさらに高まることが知られていますので、早期発見・早期介入が重要です。

拡張期血圧が高くなる主な原因

① 血管の硬化・狭窄(動脈硬化)

動脈硬化が進むと、血管が硬くなり、拡張時にも十分な拡張ができなくなります。特に40代以降は要注意です。若い世代でも、喫煙や脂質異常症、糖尿病などのリスク因子がある場合は早期に動脈硬化が進行します。

② 塩分の摂取過多

日本人の平均塩分摂取量は1日約10g(目標の6gを大きく超過)。塩分を摂りすぎると体内に水分が溜まり、循環血液量が増加することで血圧が上昇します。特に食塩感受性が高い日本人では、減塩による血圧低下効果が大きいことが知られています。

③ 運動不足・肥満

運動不足や肥満は、交感神経の緊張を高め、血管を収縮させるため、血圧上昇の原因となります。BMI 25以上の方は、適正体重を目指して減量を行うと、血圧が低下します。体重1kg減で血圧は約1mmHg低下することが知られています。

④ ストレス・喫煙・飲酒

慢性的なストレス、喫煙、過度の飲酒は、血管を収縮させたり心拍数を上げたりして血圧を上昇させます。特に喫煙は血管内皮を直接損傷し、長期的には動脈硬化を促進します。

⑤ 睡眠不足・睡眠時無呼吸症候群

慢性的な睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群(SAS)は交感神経を慢性的に亢進させ、拡張期血圧を持続的に上昇させます。SASがある方は、夜間の血圧が下がらない「non-dipper型」と呼ばれる血圧日内変動パターンを示すことが多く、心血管リスクが高いことが知られています。

二次性高血圧の可能性 — 見逃せない疾患

拡張期血圧が高度に上昇する場合(特に拡張期血圧が110mmHg以上、または若年発症で重症の高血圧)、二次性高血圧(他の病気が原因で血圧が上がっている状態)の可能性を考慮する必要があります。

二次性高血圧の主な原因疾患:

  • 原発性アルドステロン症:副腎からアルドステロンが過剰に分泌される。低カリウム血症を伴うことが多い。高血圧患者の5〜10%を占めるとされる。
  • 腎血管性高血圧:腎動脈の狭窄によりレニンが過剰分泌される。
  • 甲状腺機能亢進症:心拍数増加と心拍出量増加により拡張期血圧が上昇。
  • 大動脈縮窄症:まれだが若年性高血圧の鑑別として重要。

当院では、これらの可能性を評価するために、血液検査(レニン活性・アルドステロン濃度・甲状腺ホルモン)や画像検査(腎エコー、腹部CT)を必要に応じて実施しています。二次性高血圧は原因疾患を治療することで長期的なコントロールが期待できるため、適切な鑑別診断が極めて重要です。

最低血圧が高い場合の改善方法

生活習慣の改善が基本

🧂 減塩を心がける

1日の塩分摂取量を6g未満に抑えましょう。

食品 塩分量 注意点
味噌汁(1杯) 2〜3g 朝・昼・晩と3杯で6〜9g
漬物 1〜2g 少量でも塩分濃度が高い
ラーメン 5〜8g 1杯で1日の目標量を超過
加工肉・ハム 2〜4g 朝食で要注意
パン 1〜2g 意外と塩分が含まれる

具体的な対策:

  • 自炊を増やし、味噌汁は味を薄くする
  • 醤油は減塩醤油に切り替える
  • 食品の栄養成分表示で「食塩相当量」を確認する習慣をつける
  • カリウムが豊富な食品(野菜・果物・海藻)を積極的に摂る(腎機能に問題がない場合)

📌 【関連記事】減塩のコツ|おいしく続ける実践テクニック

🏃 適度な運動

有酸素運動(ウォーキング、水泳、自転車など)を週3〜5回、1回30分以上行うと、血圧低下効果が期待できます。

効果的な運動の目安:

  • ウォーキング:時速4〜5kmで、少し汗ばむ程度
  • 散歩:朝30分+夜30分の1日1時間が理想
  • 水泳:週2回、1回45分

⚠️ 注意:血圧が高い状態で激しい運動は危険です。まずは軽い散歩から始め、当院で運動プログラムの相談も可能です。

📌 【関連記事】高血圧の方の運動ガイド|安全に血圧を下げる方法

🚭 禁煙・節酒

  • 喫煙:1本のタバコで血圧が10〜15mmHg上昇するといわれます。禁煙により1年後には心血管リスクが半減します。
  • 飲酒:少量(日本酒1合、ビール中瓶1本、ワイン180ml程度)であれば問題ありませんが、過度の飲酒は拡張期血圧を直接上昇させます。

⏰ 睡眠の質を改善する

睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合は、早めに評価を受けることが重要です。睡眠時間を7時間程度確保し、規則正しい就寝・起床時間を心がけましょう。

🧐 ストレス管理

慢性的なストレスは交感神経を介して拡張期血圧を持続的に上昇させます。以下の方法を日常に取り入れましょう:

  • 深呼吸法(5秒吸って10秒吐くを5回繰り返す:数分で3〜5mmHg低下効果)
  • 適度な運動や趣味の時間の確保
  • 十分な睡眠と休息

若年性拡張期高血圧の特徴と治療戦略

30〜50代の比較的若い世代に多く見られる拡張期高血圧には、以下の特徴があります:

  • 交感神経系の亢進:ストレス社会を反映し、交感神経が過活動になっているケースが多い。心拍数が高め(安静時80/分以上)になる傾向がある。
  • レニン活性の上昇:若年性高血圧ではレニン活性が高い「高レニン型」が多く、ARBやACE阻害薬が効果的。
  • 食塩感受性:日本人の約半数は食塩感受性が高く、減塩による血圧低下効果が大きい。
  • 生活習慣の改善効果が高い:若年層では生活習慣の改善による血圧低下効果が出やすく、薬物治療を回避できる可能性が高い。

治療戦略のポイント:

  1. まず3〜6か月の生活習慣改善期間を設定(減塩・運動・禁煙・節酒・体重管理)
  2. 改善が見られない場合、または拡張期血圧が100mmHg以上持続する場合は薬物治療開始
  3. 第一選択薬はARBまたはACE阻害薬(高レニン型に有効)
  4. 心拍数が速い場合はβ遮断薬の併用も検討
  5. 二次性高血圧の除外は必須(特に原発性アルドステロン症)

薬物治療 — ARB/ACE阻害薬が選ばれる理由

拡張期高血圧に第一選択されるのはARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)またはACE阻害薬です。その理由は以下の通りです:

  1. レニン-アンジオテンシン系(RAS系)の抑制:若年〜中年の拡張期高血圧ではレニン活性が高いケースが多く、RAS系を抑制するARB/ACE阻害薬が病態に直接作用する。
  2. 臓器保護効果:ARB/ACE阻害薬は血圧を下げるだけでなく、心臓や腎臓の保護効果が科学的に確立されている。
  3. 副作用が少ない:特にARBはACE阻害薬に比べて空咳の副作用が少なく、長期服用の継続率が高い。
  4. 代謝への影響が少ない:糖・脂質代謝に悪影響を及ぼさないため、メタボリックシンドローム合併例にも適している。
薬剤の種類 特徴 拡張期血圧への効果
ARB 血管拡張・RAS系抑制・副作用が少なく第一選択 ⭐⭐⭐⭐
ACE阻害薬 血管拡張・RAS系抑制(ARBより空咳に注意) ⭐⭐⭐⭐
カルシウム拮抗薬 強力な血管拡張作用 ⭐⭐⭐
β遮断薬 心拍数低下・心不全合併例に有効 ⭐⭐
利尿薬 塩分・水分排泄による血圧低下 ⭐⭐

当院では、患者さんの年齢、合併症、レニン活性、生活習慣を総合的に評価して最適な降圧薬を選択します。副作用が気になる方や、今の薬で効果が出ないとお悩みの方は、ぜひご相談ください。

📌 【関連記事】高血圧の薬|種類と選び方、副作用の対処法

拡張期血圧が高い場合の治療とリスク

放置した場合のリスク

拡張期血圧が高い状態を放っておくと、以下のリスクが高まります:

合併症 リスク上昇率 説明
脳卒中 2〜3倍 脳の血管が破損(脳出血)または詰まる(脳梗塞)
心筋梗塞 2倍 心臓の冠動脈が詰まる
心不全 3倍 心臓のポンプ機能が低下
慢性腎臓病 2倍 腎臓の血管が損傷、進行すると透析が必要に
認知症 1.5倍 脳の血流障害による血管性認知症のリスク上昇

しもやま内科での診療の流れ

  1. 初診:問診+血圧測定+基本検査
  2. 精密検査:血液検査(レニン・アルドステロン・甲状腺ホルモン含む)、腎機能、心電図、ホルター血圧測定(必要に応じて)
  3. 治療方針決定:生活習慣改善+薬物治療の組み合わせ。二次性高血圧が疑われる場合は追加精査
  4. フォロー:2〜4週間ごとの受診で経過観察。家庭血圧測定の記録を確認しながら調整

⚠️ 高血圧緊急症 — 救急車での受診が勧められる症状

拡張期血圧が120mmHg以上に達する場合、またはそれに満たなくても以下の症状を伴う場合は高血圧緊急症(Hypertensive Emergency)の可能性があり、緊急対応が必要です。

以下の症状がある場合は、ためらわずに119番へのご連絡もご検討ください:

  • 激しい頭痛(後頭部が締め付けられるような痛み)
  • 吐き気・嘔吐
  • 視力低下・かすみ目
  • 意識障害(ぼんやりする・反応が鈍い)
  • 胸痛・息切れ
  • 手足のしびれ・麻痺

高血圧緊急症は、急激な血圧上昇によって脳・心臓・腎臓などの重要な臓器に障害が及んでいる状態です。自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。

一方、症状がなくても拡張期血圧が110mmHg以上持続する場合は、高血圧切迫症(Hypertensive Urgency)として、数日内に医療機関を受診する必要があります。

まとめ

拡張期血圧(下の血圧)が高い場合の重要ポイント:

原因:末梢血管抵抗の上昇、塩分過多、運動不足、肥満、ストレス、喫煙、飲酒、睡眠不足

拡張期血圧が高い人に特に多い背景

  • 30〜50代の比較的若い世代
  • 上の血圧は正常だが下の血圧だけ高い「拡張期高血圧」
  • 交感神経亢進・高レニン型であることが多い

改善方法

  • 減塩(1日6g未満)
  • 適度な運動(週3〜5回×30分以上の有酸素運動)
  • 禁煙・節酒
  • 体重管理(BMI 25未満)
  • 睡眠の質の改善
  • ストレス管理(深呼吸など)

薬物治療:ARBまたはACE阻害薬が第一選択。二次性高血圧の除外が重要

放置のリスク:脳卒中・心筋梗塞のリスクが2〜3倍に、慢性腎臓病・認知症のリスクも上昇

緊急受診の目安:拡張期血圧120mmHg以上、または激しい頭痛・吐き気・視力低下・意識障害がある場合は119番

下の血圧が90mmHg以上の方は、早めに専門医の診察を受けましょう。早期に対応すれば、薬物治療を回避できる可能性も高まります。

❓ よくある質問

下の血圧が高い原因は何ですか?

下の血圧(拡張期血圧)が高い主な原因は、末梢血管抵抗の上昇(細い血管が縮んでいる状態)です。動脈硬化・喫煙・肥満・ストレス・過剰な塩分摂取・睡眠不足・運動不足などが原因となります。特に若年〜中年層では、上の血圧より下の血圧が高くなる「拡張期高血圧」が多く、生活習慣の改善が効果的なケースが多いです。また、睡眠時無呼吸症候群や二次性高血圧(原発性アルドステロン症など)が背後に隠れている場合もあるため、適切な検査が重要です。

下の血圧を下げる方法で即効性のあるものはありますか?

すぐに実践できる方法として:(1)深呼吸(5秒吸って10秒吐くを5回)で副交感神経を優位にする → 数分で3〜5mmHg低下、(2)カフェインを避ける(コーヒー・緑茶の摂取を控える)、(3)安静にして横になる、(4)温めの飲み物をゆっくり飲む。ただし即効性のある方法は一時的な効果であり、根本的には生活習慣の改善と適切な治療が必要です。急な血圧上昇が続く場合や症状を伴う場合は医療機関を受診してください。

下の血圧が100を超えたら薬を飲むべきですか?

下の血圧(拡張期血圧)が繰り返し100mmHg以上になる場合は、降圧薬の治療を検討すべきです。特に家庭血圧で拡張期血圧が90mmHg以上が続く場合は医療機関への相談をご検討ください。薬物治療の開始基準は上の血圧と併せて評価しますが、拡張期血圧単独でも90mmHg以上持続する場合は治療対象となります。降圧薬(ARB・Ca拮抗薬など)で適切に治療すれば、脳卒中や心血管イベントのリスクを有意に低下させることができます。症状がなくても、100mmHg以上が続くならためらわずに受診しましょう。

下の血圧だけ高いのはなぜですか?上の血圧は正常なのに

上の血圧が正常で下の血圧だけ高い状態は「拡張期高血圧」と呼ばれ、比較的若い年齢層(30〜50代)に多く見られます。原因は末梢血管抵抗の上昇で、交感神経の亢進・レニン活性の上昇・肥満・ストレス・食塩感受性などが関与します。動脈硬化がまだ軽度で血管の弾力性が保たれているため、収縮期血圧は上がりにくい一方、拡張期血圧が上がるという状態です。放置すると将来的に収縮期血圧も上昇し、動脈硬化が進行するため、早期の対応が重要です。

下の血圧の正常値は?年齢別の目安を教えてください

診察室血圧の正常値は収縮期/拡張期とも130/85mmHg未満、家庭血圧では135/85mmHg未満です。拡張期血圧(下の血圧)単独では85mmHg未満が正常、90mmHg以上は高血圧と分類されます。年齢による拡張期血圧の正常値の変化は比較的少なく、加齢とともにむしろ低下傾向(動脈硬化による血管の弾力性低下で拡張期血圧が下がる)があるため、「高齢者ほど下の血圧は低め」という特徴があります。若い世代で拡張期血圧が高い場合は、むしろ積極的な介入が必要です。

下の血圧を下げる薬にはどんな種類がありますか?

拡張期血圧を下げるのに効果的な薬は:①ARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)→ 末梢血管抵抗を低下、レニン活性亢進タイプに有効で第一選択 ②Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)→ 血管拡張作用が強力 ③ACE阻害薬 → ARBと同様の機序だが空咳に注意 ④β遮断薬 → 心拍数が速い例や心不全合併例に ⑤利尿薬 → ナトリウム排泄による血圧低下。若年〜中年の拡張期高血圧にはARBやACE阻害薬がよく使われます。どの薬が適切かはレニン活性・合併症・他の検査所見で判断します。

下の血圧が高いとどんなリスクがありますか?

拡張期血圧が高い状態を放置すると、以下のリスクが上昇します:①脳卒中(脳出血・脳梗塞)②心血管イベント(心筋梗塞・狭心症)③慢性腎臓病(CKD)の進行 ④大動脈解離 ⑤左室肥大。特に拡張期血圧は心臓が弛緩している時の負担を反映するため、拡張期血圧が高いと心臓に持続的な負荷がかかります。適切な治療でこれらのリスクは有意に低下します。

血圧の下が高い時に気をつける食事や生活習慣の改善点は?

(1)減塩:食塩1日6g未満(味噌汁は1杯まで、漬物は控えめに)(2)カリウム摂取:野菜・果物・海藻を積極的に(腎機能に問題なければ)(3)有酸素運動:週150分以上のウォーキング(4)禁煙:タバコは血管を収縮させ拡張期血圧を直接上昇させます(5)適正体重維持:BMI 25未満を目標に(6)ストレス管理:深呼吸・十分な睡眠・趣味の時間を確保。特に若年〜中年の拡張期高血圧は生活習慣改善の効果が出やすいです。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は専門医への相談も検討しましょう。

妊娠中に下の血圧が高いのですが、大丈夫ですか?

妊娠中の拡張期血圧上昇は妊娠高血圧症候群の可能性があり、注意が必要です。特に拡張期血圧が90mmHg以上持続する場合や、急に上昇した場合は、早めに産科医と循環器専門医を受診してください。妊娠中の降圧薬は限られており(メチルドパ・ニフェジピンなど)、ARBやACE阻害薬は禁忌です。自己判断での対応は危険ですので、必ず医師の指導を仰いでください。

二次性高血圧とは何ですか?どのような検査が必要ですか?

二次性高血圧とは、他の疾患が原因で血圧が上昇している状態を指します。拡張期血圧が高度に上昇する場合(特に110mmHg以上)や若年発症の重症高血圧では二次性高血圧の可能性を検討する必要があります。代表的な原因は原発性アルドステロン症(高血圧患者の5〜10%)、腎血管性高血圧、甲状腺機能亢進症などです。検査としては血液検査(レニン活性・アルドステロン濃度・甲状腺ホルモン)、腎エコー、腹部CTなどを行います。二次性高血圧は原因疾患を治療することで長期的なコントロールが期待できるため、適切な診断が極めて重要です。

関連ページ

受診をご検討の方、お気軽にご相談ください

月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:45〜17:30 土 9:00〜12:00

047-467-5500

診療時間外・緊急時は、119番へのご連絡もご検討ください

監修:しもやま内科 院長 下山立志(総合内科専門医・糖尿病専門医・循環器専門医・甲状腺専門医)

最終更新日:2026年8月26日

🚨 緊急を要する場合: 下の血圧が120mmHg以上・激しい頭痛・吐き気・視力低下・意識障害・胸痛・手足のしびれがある場合は、ためらわずに 119番(救急車)へ連絡してください。

ご予約・お問い合わせ

TEL:047-467-5500

受付時間:月・火・木・金 9:00〜12:00、14:45〜17:30/土曜 9:00〜12:00(水日祝休診)

下の血圧が気になる方は、まずは一度ご相談ください。

最終更新日:2026-08-28

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年科専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。

19/04/2025