妊娠糖尿病(GDM)検査とは〜いつ・どうやって受ける?〜
妊娠中に初めて高血糖になった状態を「妊娠糖尿病(Gestational Diabetes Mellitus: GDM)」といいます。日本の妊婦さんの約5〜10%が発症し、放置すると巨大児や早産のリスクが増加します。
船橋市のしもやま内科では、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を実施し、GDMのスクリーニング・診断を行っています。
🔗 関連ページ
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- 75gOGTTの詳細 – 一般のOGTT解説
- 妊娠糖尿病(GDM)とは? – 基本知識
GDM検査のタイミング〜いつ受けるべきか〜
【推奨】妊娠24〜28週に全員で検査
- 胎盤から分泌されるホルモンが血糖を上げやすくなる時期
- この時期を過ぎてもGDMのリスクが高い方は随時検査
【早期検査が必要な方】妊娠初期(12週前後)
以下のリスク因子がある方は、初診時または早期に検査:
- 前回妊娠でGDMの既往
- 肥満(BMI ≥ 25)
- 糖尿病の家族歴
- 前回出産で体重≥4,000gの児を分娩
- 30歳以上
「当てはまるかも」と感じたら、まずはセルフチェックでリスク確認。
簡単なチェックリストで、受診の目安が分かります。
セルフチェック:GDMリスクはありますか?
「健診で血糖を指摘された」「赤ちゃんへの影響が心配」「食後だけ高い気がする」——妊娠中の不安はとても自然です。 妊娠糖尿病(GDM)は、適切に管理すれば多くの場合、妊娠経過を安全に進められます。まずは落ち着いて、リスクの有無と受診のタイミングを確認しましょう。
① リスクチェック(当てはまるほど要注意)
- 妊娠前または妊娠初期からBMIが高め(体重増加が急)
- 家族に糖尿病の方がいる(両親・兄弟姉妹)
- 前の妊娠で妊娠糖尿病を指摘された
- 過去に巨大児(大きめの赤ちゃん)と言われたことがある
- 健診で血糖や尿糖を指摘された(再検査・要精査)
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を指摘されたことがある
- 妊娠高血圧症候群の既往・高血圧がある
② 体調チェック(症状は目安:無症状も多いです)
- のどが渇きやすい/水分摂取が増えた
- 尿の回数が増えた(妊娠による頻尿と区別しづらいことがあります)
- 食後に強い眠気・だるさが続く
- 体重増加が急/むくみが強い
ポイント:妊娠糖尿病は症状が出ないことも多いため、「不安がある」「指摘があった」時点で相談が安全です。
匿名セルフチェック(診断ではありません)
妊娠糖尿病が心配な方向けの簡単なチェックです。回答は匿名で、メールアドレス収集は行いません。
フォームを開いてセルフチェックする → (所要1〜2分/スマホで回答しやすい表示で開きます)
※強い症状や急な体調変化がある場合は、フォームより先に医療機関へご相談ください。しもやま内科 ☎ 047-467-5500
電話で相談・受診希望
しもやま内科(船橋市) ☎ 047-467-5500
「妊娠糖尿病が心配で相談したい」とお伝えください。
75gOGTTの検査方法〜当日の流れ〜
検査前の準備(重要)
- 前日の夜9時以降は絶食(水はOK)
- 当日朝は何も食べない(薬も検査後に)
- 検査中は安静(歩き回らない)
- 検査時間:約2時間半(朝9時開始推奨)
📋 OGTTの詳細:
一般的な75gOGTTの解説もご覧ください。
検査当日のスケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0分 | 空腹時血糖(採血) |
| → | 75gのブドウ糖溶液を5分以内に飲む |
| 60分後 | 1時間後血糖(採血) |
| 120分後 | 2時間後血糖(採血・終了) |
GDMの診断基準
以下の数値のいずれか1つ以上が基準値を超えたらGDMと診断されます。
| 測定時期 | 基準値 |
|---|---|
| 空腹時 | ≥ 92 mg/dL |
| 1時間後 | ≥ 180 mg/dL |
| 2時間後 | ≥ 153 mg/dL |
💡 GDMと診断されたら:
診断後の治療・食事療法・インスリン療法についてはGDM FAQで詳しく解説しています。
検査後の流れ〜GDMと診断された場合〜
Step 1: 食事療法の開始(当日〜1週間)
- 栄養士による個別食事指導
- 4〜6回に分けた食事(間食を活用)
- 食事の順序:野菜→たんぱく質→炭水化物
Step 2: 自己血糖測定(SMBG)の開始
- 空腹時と食後2時間の血糖を測定
- 目標:空腹時 < 95 mg/dL、食後2時間 < 120 mg/dL
Step 3: インスリン療法(食事療法で目標に達しない場合)
- 妊娠中は経口薬が使用不可(胎児への影響)
- インスリンは胎盤を通過せず、胎児に影響しない
- 出産後はほとんどの方がインスリン不要に
🤰 妊娠中の血糖管理:
糖尿病と妊娠・出産ページで、妊娠中の食事療法・インスリン治療・産科との連携について解説しています。
よくある質問
Q: 検査は痛いですか?
A: 針の痛みだけです。検査内容は:
- 空腹時に採血(1回目)
- 75gの糖液を飲む(レモン風味で飲みやすい)
- 1時間後に採血(2回目)
- 2時間後に採血(3回目)
糖液を吐き出さなければ、再検査は不要です。
Q: GDMと診断されたら、自然分娩はできませんか?
A: 血糖管理が良好であれば、自然分娩は可能です。ただし、血糖コントロールが不十分な場合や巨大児の疑いがある場合は、帝王切開を検討することもあります。
Q: GDMは出産後に治りますか?
A: ほとんどの方は出産後に血糖が正常化します。ただし、将来の糖尿病リスクが高まるため、産後6〜12週間後に再検査が必要です。
📚 その他の質問:
食事療法の詳細・インスリン療法の不安・産後のフォローアップなど、詳しくはGDM FAQをご覧ください。
診療時間・アクセス
しもやま内科
千葉県船橋市芝山4-33-5
電話:047-467-5500
「妊娠糖尿病の検査を受けたい」「健診で引っかかった」など、お気軽にご相談ください。当院では75gOGTTを実施し、GDMの診断・治療を行っています。
📋 産後のフォローアップ:
出産後の糖尿病リスクが高い方は、定期検査をお勧めします。