ランタスXR(インスリングラルギンXR)

ランタスXR(インスリングラルギンXR)とは

ランタスXR(一般名:インスリングラルギンXR)は、従来のランタス(インスリングラルギン)を改良し、より長時間・より安定した作用を実現した1日1回の長時間型インスリン製剤です。「ランタスを打っているけど、次の注射の直前になると血糖が上がってしまう」という方に検討いただくことが多い製剤です。ランタスと同じ有効成分ですが、放出制御技術により作用時間が延長されています。

特長

  • 作用時間:36時間以上——1日1回の注射で安定した基礎インスリンをカバー
  • 投与頻度:1日1回(毎日同じ時間帯に注射)
  • 適応:1型・2型糖尿病の基礎インスリン治療
  • ピークレス:作用の山がなく、低血糖リスクが少ない

ランタスとの違いは?

従来のランタスも優れた基礎インスリンですが、「注射から24時間近くなると効果が切れ始めて血糖が上がる」という方が一部におられます。ランタスXRは放出がよりゆっくりで、24時間を超えて安定した効果が続くため、注射直前の血糖上昇が気になる方に適しています。どちらも同じインスリングラルギンという成分のため、切り替えも比較的スムーズです。

こんな方におすすめ

  • 次の注射の前に血糖が上がってしまう方
  • 夜間から早朝にかけての血糖コントロールに悩んでいる方
  • すでにランタスを使用していて、もう少し安定した効果を望む方

❓ よくある質問

ランタスXRはランタスより値段が高いですか?
はい、ランタスXRは放出制御技術を採用しているため、一般的にランタス通常品よりやや高額です。ただし医療費の負担は保険診療内で決まるため、自己負担額の差は限定的です。月あたりの差額は薬局でご確認いただけます。経済的な負担が気になる方は、バイオシミラー製剤(グラルギンBS)という選択肢もあります。
ランタスからランタスXRへの切り替えはどうやって行いますか?
切り替えは比較的シンプルです。翌日の注射からランタスXRに変更し、用量は基本的に同じ量からスタートします。切り替え後1〜2週間は血糖値を多めに測定し、必要に応じて微調整を行います。自己判断での切り替えは避け、必ず医師の指示に従ってください。
注射時間を変えても大丈夫ですか?
ランタスXRは毎日同じ時間帯に注射するのが理想ですが、前後2〜3時間程度のずれであれば大きな問題にはなりません。ただしトレシーバ(デグルデク)ほど時間の融通は利かないため、生活リズムが不規則な方にはトレシーバをおすすめする場合もあります。

他のインスリン製剤

当院では、患者様のライフスタイルに合わせて以下のインスリン製剤もご案内しています:

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📅 2026年4月25日に公開・2026年5月19日に最終更新 | 👨‍⚕️ 監修:しもやま内科 院長(甲状腺・糖尿病 専門医)

25/04/2026