発熱・感染症かなと思ったら|受診の目安と内科でできる検査・対処|しもやま内科(船橋市

🔊 このページの要点

発熱は原因がさまざま。まずは危険サインの有無を確認し、必要に応じて内科で評価(問診・咽頭/肺/尿検査等)。
解熱剤の使い方や受診の目安を分かりやすく整理しました。

発熱時の受診目安と内科での検査フローのイメージ図
発熱時の一次トリアージと内科での評価・検査の流れ(イメージ)

1. まず確認したい「危険サイン」

  • 息苦しさ・SpO₂低下、意識がぼんやりする、けいれん
  • 強い脱水(尿が極端に少ない/口が渇く/ふらつき)
  • 持病の悪化(糖尿病・心疾患・腎疾患・免疫抑制中 など)
  • 高熱が3日以上続く、発疹や激しい咽頭痛・背部痛を伴う

上記は速やかな受診対象です。迷ったらお電話でご相談ください(047-467-5500)。

2. 家庭でできる対処(安全第一)

  • 十分な水分と休養、室内を適温に保つ
  • 解熱鎮痛薬の使用は表示に従い、多剤併用は避ける
  • 乳幼児・高齢者・持病のある方は早めの受診を検討

3. 内科での評価・検査の流れ

  • 問診・診察(咽頭・肺・腹部・皮疹の確認)
  • 迅速検査:インフル/新型コロナ・溶連菌 など
  • 尿検査:膀胱炎・腎盂腎炎の鑑別
  • 採血:炎症反応、脱水や腎機能の確認
  • 必要に応じて胸部X線や専門医紹介

4. よくある原因の例

  • 上気道炎・扁桃炎:のどの痛み・高熱
  • インフルエンザ/新型コロナ:全身倦怠・筋肉痛・関節痛
  • 膀胱炎・腎盂腎炎:排尿痛・頻尿・背部痛
  • 肺炎疑い:せき・息切れ・胸痛

5. 受診の目安

  • 翌日まで様子見可:38℃前後で水分摂取・食事ができ、危険サインなし
  • 当日受診推奨:高熱が持続、のど痛/せき・痰が悪化、排尿時痛や背部痛、持病あり
  • 早めに受診:高齢・妊娠中・乳幼児・免疫抑制治療中

💬 よくあるご質問(FAQ)

解熱剤はどのタイミングで使えばいい?

つらさが強い時に使用します。用量・用法を守り、複数成分の重複に注意してください。

何日続いたら受診すべき?

一般に3日以上の高熱持続や、危険サインがある場合は受診を推奨します。

受診時の持ち物は?

健康保険証・お薬手帳・健診結果/体温記録・市販薬の使用履歴・症状の経過メモ。

🏥 ご相談・検査について

しもやま内科では、発熱の原因を丁寧に見極め、必要な検査・治療をご提案します。まずはお気軽にお電話ください。

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👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長/日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医/日本循環器学会 循環器専門医/日本老年医学会 老年病専門医・指導医/日本甲状腺学会 甲状腺専門医