甲状腺中毒症の症状
甲状腺中毒症(バセドウ病など)は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている状態で、全身にさまざまな症状が現れます。以下に主な症状を挙げます。
🔥 全身的な症状
- 代謝亢進による:
- 体重減少(食欲があっても痩せる)
- 発汗過多(暑がりになる)
- 疲れやすさ、倦怠感
- 微熱が続くこともあります
❤️ 心血管系
- 動悸(心拍数の増加)
- 不整脈(特に心房細動)
- 血圧上昇
😰 精神・神経系
- イライラしやすい
- 不安感、集中力の低下
- 不眠
- 手の震え(振戦)
👁️ 眼症状(特にバセドウ病)
- 眼球突出
- 目の乾燥・異物感
- 視力の低下(重症時)
🍽️ 消化器系
- 食欲亢進(たくさん食べても体重が減る)
- 下痢傾向または軟便
🧍♀️その他
- 月経異常(月経不順・無月経など)
- 筋力低下(特に太ももなどの近位筋)
🧪 検査でわかること
- 甲状腺ホルモン(FT3、FT4):上昇
- TSH(甲状腺刺激ホルモン):低下(負のフィードバックによる)