SASの検査・診断方法|睡眠ポリグラフ(PSG)と簡易検査|船橋市

SAS(睡眠時無呼吸症候群)の検査と診断

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断には、専門的な検査が必要です。適切な検査を受けて確定診断を得ることで、適切な治療に繋げることができます。船橋市のしもやま内科では、日本睡眠学会認定 睡眠専門医が、検査から診断・治療まで一貫して対応しています。

SASの検査方法:3つのタイプ

SASの検査には、主に以下の3つの方法があります。症状の重さや生活状況に応じて、最適な検査方法を選択します。

① 簡易検査(ポータブルモニタリング:PSG)

自宅で行う検査方法です。指先のパルスオキシメーター、胸のベルト、鼻のセンサーを装着し、1泊の睡眠データを記録します。

メリット:

  • 自宅のベッドで検査可能(自然な睡眠環境)
  • 費用が比較的安価
  • 待ち時間が短い

デメリット:

  • 脳波(睡眠の深さ)の測定なし
  • 軽度のSASの見逃しリスク
  • 四肢の動きの測定なし

適している方:明らかないびき・中途覚醒があり、重症SASが疑われる方

② 睡眠ポリグラフ検査(PSG:ポリソムノグラフィー)

睡眠時の脳波・呼吸・心拍・酸素飽和度・四肢の動きなどを総合的に測定する検査です。当院または提携施設で行います。

測定項目:

  • 脳波(睡眠ステージの判定)
  • 眼球運動(REM睡眠の判定)
  • 筋電図(あご・四肢の動き)
  • 心電図
  • 呼吸(胸・腹の動き、鼻の呼吸)
  • 酸素飽和度

メリット:

  • 最も正確な診断が可能
  • 睡眠ステージの詳細な分析
  • 他の睡眠障害(むずむず脚症候群等)の合併有無も確認

デメリット:

  • 施設に1泊入院が必要
  • 費用が高い(保険適用内)
  • 初めての環境での睡眠は緊張する場合も

③ 検査前問診・スクリーニング検査

本格的な検査の前に、問診票(エプワース眠気尺度など)と、当日の簡易検査(咽頭観察、上気道の形態評価)を行います。

SAS検査の流れ:初診から診断まで

Step 1:初診(問診と身体検査)

  • 症状の確認(いびき、昼間の眠気、朝のだるさ等)
  • 生活習慣の確認(飲酒、喫煙、睡眠環境)
  • 咽頭の観察(口蓋垂の大きさ、扁桃の大きさ、舌の大きさ)
  • 肥満度(BMI)の測定
  • 血圧測定(SASは高血圧の原因の一つ)

Step 2:簡易検査またはPSGの予約

初診時の評価に基づき、最適な検査方法を提案します。簡易検査であれば当日持ち帰り、PSGであれば予約を取ります。

Step 3:検査実施

簡易検査の場合:自宅で1泊検査を行い、翌日または数日後にデータを持参

PSGの場合:予約日に施設へ入院し、1泊の検査

Step 4:結果説明と診断

検査結果を基に、以下の指標で診断します:

  • AHI(Apnea-Hypopnea Index:呼吸障害指数)
    • 5〜15:軽度SAS
    • 15〜30:中等度SAS
    • 30以上:重度SAS
  • 最低酸素飽和度(SpO2の低下具合)
  • 睡眠ステージの乱れ具合

Step 5:治療方針の決定

診断結果に基づき、CPAP療法、経鼻的気道確保治療(マウスピース)、生活指導(減量、体位療法)などを提案します。

SAS診断の基準値とは?

AHI(呼吸障害指数)による分類

分類 AHI 最低SpO2 治療方針
正常 5未満 90%以上 経過観察
軽度SAS 5〜15 85〜90% 生活習慣改善
中等度SAS 15〜30 80〜85% CPAPまたは口腔内装置
重度SAS 30以上 80%未満 CPAP療法を強く推奨

必ず治療が必要なケース

  • AHIが30以上(重度SAS)
  • 最低SpO2が80%未満
  • 合併症(高血圧、不整脈、糖尿病)を持つ方
  • 昼間の眠気で運転や業務に影響がある方

SAS検査前の注意点

検査当日の注意

  • 普段通りの生活を送る(異常な睡眠時間にならないように)
  • 昼寝は避ける
  • カフェイン(コーヒー・紅茶)の摂取は午後3時までに
  • お酒は飲まない(検査結果に影響)
  • 睡眠薬・鎮静剤は避ける(医師に相談)

持ち物

  • パジャマ(普段着ないものでもOK)
  • 洗面用具
  • お薬手帳(常用薬がある場合)
  • 保険証
  • 枕(慣れている枕があれば)

検査結果の見方:具体例

【症例1】軽度SASの場合

AHI 12、最低SpO2 88%、いびきあり、昼間の眠気軽度

診断:軽度SAS

治療:減量(体重3kg減)、仰向け寝を避ける(体位療法)、経過観察

【症例2】重度SASの場合

AHI 45、最低SpO2 72%、頻繁な呼吸停止、重度の昼間眠気、高血圧合併

診断:重度SAS

治療:CPAP療法を開始。3か月後に再検査で治療効果を確認

しもやま内科のSAS検査・診断の特徴

睡眠専門医による診断

日本睡眠学会認定睡眠専門医が、検査結果を詳しく解説。数値だけでなく、生活習慣や合併症との関連を総合的に判断します。

検査機器の充実

  • 簡易検査キット(持ち帰り型)
  • 提携施設でのPSG検査予約
  • 最新のデータ解析ソフト

治療までのスムーズな連携

検査→診断→治療(CPAP療法、マウスピース療法)まで、当院で一貫して対応。他院への紹介は不要です。

生活習慣改善指導

SASは肥満と深く関係しています。減量プログラム、運動指導、食事改善も併せて行います。

診療情報

診療時間

  • 月・火・木・金:9:00〜12:00 / 14:45〜17:30
  • 土曜:9:00〜12:00
  • 水・日・祝:休診

アクセス

住所:千葉県船橋市芝山4-33-5
最寄駅:高根木戸駅・飯山満駅 各徒歩15分
駐車場:7台完備(予約不要・無料)

SASの検査・診断について、まずはご相談ください。いびきや昼間の眠気でお悩みの方、ぜひ一度受診をご検討ください。

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