呼吸器内科

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

投稿日:06/07/2016 更新日:

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

いびきをかいている方、とりわけ「息が止まっているよ!」と言われてしまうような大きないびきをかいている方は、睡眠時無呼吸症候群 (sleep apnea syndrome; SAS)かもいれません。呼吸が止まるいびきは要注意です。

睡眠時無呼吸症候群は、健康と思われる成人の中にも数多く潜在しています。 高血圧、不整脈、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞等の循環器疾患、夜間突然死との関連も指摘されています。日中の眠気による交通事故、労働災害、仕事や学業の能率低下など、極めて重大な社会問題を引き起こす病気です。

SASは、さまざまな生活習慣病を合併すると言われ、SASでない患者さんに比べて次のような危険性が報告されています。

睡眠時無呼吸症候群による高血圧は夜間だけでなく日中の高血圧の原因となります。日中の眠気はないかもしれませんが高血圧そのものが睡眠時無呼吸症候群の症状である可能性が高いと思われます。睡眠時無呼吸症候群による高血圧は降圧薬抵抗性であることが多く、CPAPにより改善し降圧薬の減量や中止が可能となることがしばしばです。心不全や脳血管障害、冠攣縮性狭心症など心血管イベントとの関連も指摘されています。

SASの合併症

以下の病気の発症危険率があると言われています。

高血圧症が2倍

冠動脈疾患が3倍

脳血管障害が4倍

特に習慣性の強いイビキがある場合、
心筋梗塞の発生が4倍になり、交通事故の発生率は7倍になると言われています。

有病率

人口の1~2%

症状

習慣性の強いイビキ

日中の強い眠気

睡眠時無呼吸症候群のタイプ

閉塞型

SASの中で一番多いタイプで、無呼吸のときに胸郭と腹壁の呼吸運動は保たれるが、上気道が閉塞し、口や鼻からの呼吸が停止する無呼吸の型のことをいいます。閉塞型睡眠時無呼吸の病因としては、大きな扁桃や舌根が沈下し、上気道が閉塞し、無呼吸となると考えられます。 閉塞型睡眠時無呼吸には「いびき」を伴います。いびきは無呼吸中には起こりませんが、呼吸が再開する時に大きないびきが見られます。その後数回の呼吸とともにいびきが起きた後、再び無呼吸状態になります。

中枢型

呼吸中枢機能の低下が原因で、呼吸筋の運動が停止する無呼吸の型のことをいいます。一般に脳幹の呼吸中枢機能の低下が原因といわれています。

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