FreeStyleリブレと運動療法|糖尿病患者さんのための安全な活用法|しもやま内科

FreeStyle Libre 2(フリースタイル リブレ2)は、上腕に装着し、スキャンで血糖を確認できるCGM(持続血糖モニタリング)機器です。運動療法を安全に継続するためには、リブレを活用して血糖の変動傾向を把握することが重要です。
FreeStyleリブレ2を装着して運動する人。スマホでスキャンしながら血糖変動を管理する運動療法のイメージ画像

リブレ2の基本特性

  • スキャン式CGM(リアルタイム自動表示なし)
  • タイムラグ:約5~10分(間質液測定のため)
  • アラート機能あり(低血糖・高血糖をBluetooth通知)
  • 保険適応:インスリン療法中の患者に限る

運動中の3つのフェーズ別アクション

【フェーズ1】運動前(~30分前)

スキャン値 矢印の向き 推奨アクション
> 250 mg/dL ↑↑ 運動延期(ケトン体確認推奨)
150~250 そのまま運動開始可
100~150 軽い補食(ブドウ糖5~10g)
< 100 ↓↓ 必ず補食、回復後運動

【フェーズ2】運動中(~60分)

10分ごとにスキャンし、以下の場合は運動を中断・補食:

  • 値が90mg/dLを下回った
  • 過去20分で矢印が↓↓に変わった
  • 低血糖アラートが鳴った

【フェーズ3】運動後(~12時間)

遅発性低血糖に注意(特に就寝前・インスリン使用者)。
運動後6~12時間が夜間低血糖のピークです。就寝前のスキャンで130mg/dL未満の場合は補食(クラッカー+チーズなど)をとりましょう。

リブレ2とSMBGの併用基準

リブレ2は間質液測定のため、以下の場合は自己血糖測定器(SMBG)での確認が必要です:

  • 血糖が急速に変化している場合
  • 低血糖またはその可能性がある場合
  • 測定結果と症状が一致しない場合

よくある質問(FAQ)

Q1. リブレ2で運動中のリアルタイム血糖は見えますか?

A. いいえ。リブレ2はスキャン式のため、スマホに自動表示されません。ただし低血糖アラートはリアルタイムで通知されます。

Q2. 運動中にリブレの値が急に下がったらどうすればいいですか?

A. まずスキャンを再確認。矢印が↓↓なら補食(10g糖質)。症状があればSMBGで確認。運動は中断してください。

Q3. 夕方運動した後の夜間低血糖を防ぐには?

A. 就寝前スキャンが必須。130 mg/dL未満なら補食(牛乳/クラッカー)。運動後のインスリン減量を医師に相談してください。

Q4. リブレ2のアラートは運動中に役立ちますか?

A. はい。低血糖アラート(例:70mg/dL以下)を設定しておけば、運動中でもスマホに通知が届き、スキャンしなくても危険を察知できます。

運動記録シート(PDFダウンロード)

1週間の運動と血糖の記録にご活用ください。

📄 糖尿病 運動療法セルフチェックシート(PDF)をダウンロード

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13/05/2025