糖尿病内科

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症は、糖尿病が進行することによって腎臓にダメージが生じる合併症です。最終的には腎不全となり、人工透析が必要になるケースが少なくありません。現在、我が国で人工透析を受ける方の2人に1人がは糖尿病が原因であるという現実を知ってください。

糖尿病性腎症の食事療法は、腎機能を保護し、血糖値や血圧を安定させることを目的としています。以下に一般的な糖尿病性腎症の食事療法のポイントをいくつか紹介しますが、個々の患者さんの状況に応じて医師との相談が必要です。


1.塩分の摂取を制限:腎臓病性腎症の進行を防ぐために、塩分摂取を抑えることが重要です。加工食品や外食などでの塩分摂取にも注意しましょう。

  1. 血糖値コントロール:血糖値のコントロールが必要です。HbA1c 7%未満を維持できるよう頑張りましょう。
    3.血圧コントロール:血圧は130/80 mmHg以下を厳守せねばなりません。進行した腎症の場合は125/75 mmHg以下を厳守せねばなりません。
    進行した糖尿病性腎症の場合:
    たんぱく質の摂取量を調整:腎臓の負担を軽減するために、たんぱく質の摂取量を控えます。適切なたんぱく質の摂取量や種類は、医師と相談して決めましょう。

運動療法は医師の指示を受けてから行いましょう。進行した糖尿病性腎症の場合、運動することが逆効果になることがあります。

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