FreeStyleリブレで運動時の血糖変動を管理するには?
FreeStyle Libre(フリースタイル リブレ)は、上腕に装着し、血糖をスキャンで確認できるCGM(持続血糖モニタリング)機器です。
運動療法を安全に継続するためにも、リブレを活用して血糖の変動傾向を把握することが大切です。
リブレの特徴
- スキャン式CGM(リアルタイム連続表示なし)
- タイムラグ:約10分(血糖の急変に注意)
- Libre 2以降はアラート機能あり
運動中の使い方:3つのポイント
- 運動前後にスキャンし、血糖が下降傾向かを確認
- 下降矢印がある場合や低値(100mg/dL未満)の場合は補食を
- 夜間や長時間の運動後は、遅発性低血糖に注意
📌 注意点
Libreはスキャン式のため、測定しない限り血糖値が表示されません。
特に低血糖の自覚が乏しい方や夜間の運動後は、意識してスキャンを行うようにしましょう。
また、保険適応になるのはインスリン療法を実施している患者さんに限られます。
SMBG(自己血糖測定)との併用が必要な場合もある
FreeStyleリブレは、間質液中のグルコース濃度を測定するため、血糖値の変化に対して5~10分程度のタイムラグがあります。そのため、以下のような場合にはSMBGを併用することが推奨されています:
-
グルコース値が急速に変化している場合
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低血糖またはその可能性がある場合
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測定結果と一致しない症状がある場合
運動記録と血糖の見える化で継続しやすく
ご自身の運動と血糖の関係を把握するには、1週間の記録が有効です。
以下のセルフチェックシート(理学療法士:加瀬勝之監修)を活用し、運動の習慣化と振り返りにご利用ください。
👉 糖尿病 運動療法セルフチェックシート(PDF)をダウンロード
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