糖尿病内科

妊娠糖尿病の診断基準

22/05/2017

妊娠糖尿病の診断基準

妊娠糖尿病 診断

妊娠糖尿病 診断

妊娠糖尿病は妊娠中に新たに発見された耐糖能の異常で、妊娠以前から存在した明らかな糖尿病は除外したものです。初診時に既に確実な糖尿病網膜症を有するものや、明らかに糖尿病域の高血糖を示す場合などがこれに当たります。2010年に診断基準が改定され、75gブドウ糖負荷前92mg/dl以上、負荷後60分値180 mg/dl以上、負荷後120分値153 mg/dl以上のいずれか1点以上を満たすもの、と定義されました。近年の糖尿病人口の増加は若年層にも及んでおり、また今回の改訂で基準が厳格化されたことも相俟って、妊娠糖尿病の有病率は近年、明らかに増加しています。

HbA1cが高いだけでは診断できません

HbAlcが軽度高値なだけでは妊娠糖尿病とは診断できません。
食後高血糖の存在や空腹時血糖値が高いいだけでは診断基準を満たさず、妊娠糖尿病とは診断できません。そのような場合、診断には経ロブドウ糖負荷試験が不可欠です。

妊娠糖尿病の血糖管理

娠糖尿病の血糖管理には、空腹時100mg/dl未満、食後2時間120mg/dl未満という通常の糖尿病患者の非妊娠時よりもはるかに厳しい基準が適応されます。これを達成するために頻回の血糖自己測定が推奨されており、過去1-2か月の血糖値を反映するHbA1cは適当とはされません。さらに妊娠中は循環血漿量が増大し、貧血傾向となりますが、これに呼応して赤血球の産生も亢進しており、 HbAlcは低値に傾くので、その意味でも経過観察に適しているとは言えません。

妊娠中の血糖管理にあたっては、経口血糖効果薬は禁忌であるためインスリン治療が原則です。ごく軽度の耐糖能障害であれば、まず食事療法により摂取エネルギー量を減らし。体重調整を行うことにより血糖値の改善が期待できるので、直ちにインスリン治療を開始すべきとは言えません。

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