📌 すぐに知りたい人のためのサマリー
このページでわかること(約3分で読めます)
- ✅ 新生児・乳幼児・学童の「TSH基準値」一覧(年齢別すぐ見られる表)
- ✅ 「TSHが高い」と言われた時の受診の目安
- ✅ 橋本病の初期症状や、親ができること
- ✅ 当院の小児甲状腺検査の流れ(電話相談の目安あり)
年齢別・TSH基準値 早見表(甲状腺専門医目安)
| 年齢 | TSH基準値 (μIU/mL) | 特徴 |
|---|---|---|
| 新生児 (生後1-4日) | 1.0〜39.0 | 🔴 生理的TSHサージあり(一時的高値は正常) |
| 生後1-12か月 | 0.7〜8.4 | 🟡 徐々に低下、安定化 |
| 1〜5歳 | 0.7〜6.4 | 🟢 幼児期の基準 |
| 6〜10歳 | 0.5〜5.5 | 🟢 学童期 |
| 思春期〜成人 | 0.4〜4.0 | 🔵 大人と同じ範囲に |
※検査機関によって基準値が若干異なる場合があります
船橋市 甲状腺専門医解説|小児・新生児のTSH検査の基本
「先生、うちの子のTSHが高いって言われたんですが、これって大丈夫なんですか?」——先日、生後3か月の男の子のお母さんが、検査結果を持ってそう聞かれました。小さな子どもの甲状腺検査、親としては不安ですよね。
実は、子どものTSH(甲状腺刺激ホルモン)の基準値は、大人とは違います。年齢によって正常範囲が変わるので、「大人の基準」と比べると誤解してしまうことがあります。今日は、年齢別の目安と、実際の検査の流れをご説明します。
小児の甲状腺検査の流れ
当院では中学生以上の方は診察可能ですが、小学生以下は状況によります(採血が難しい場合があるため)。まずはお電話でご相談ください。
検査は基本的に血液検査です。TSH、FT3、FT4(甲状腺ホルモン)を測定します。生後間もない赤ちゃんの場合は、新生児マススクリーニングで異常があった場合に、精密検査として受診されることが多いです。
「生後1か月の健診でTSHが少し高いと言われて……」——先日のお母さんの場合、再検査で正常範囲に戻っていました。新生児はTSHの値が安定するまでに時間がかかることがあります。
こんな症状があったら検査を
- 赤ちゃんが黄疸が長引く(生後2週間以上)
- 便秘が続く、お腹が張っている
- 奶の飲みが悪い、体重が増えない
- 大きくなってからは、疲れやすい、集中力がない
- 成長が遅い(身長・体重が伸びない)
「うちの子、いつも眠そうで、運動もあまり好きじゃないんです」——先日、小学2年生の女の子のお母さんがそう言っていました。検査したら、TSHが少し高く、橋本病の初期症状でした。早期発見で、薬の調整がスムーズにいきました。
新生児マススクリーニングで「要再検査」が出たら?
🔹 まずはパニックにならないでください
新生児のTSHは生後3-5日でピーク(TSHサージ)を迎え、その後自然に下がることがほとんどです。
✅ 精密検査(静脈採血)で真の異常を確認します。
✅ 仮に先天性甲状腺機能低下症でも、生後1ヶ月以内の治療開始で知能発達への影響は防げます。
📞 当院では、かかりつけ医からの紹介状があれば小学生以下の採血も相談可能です。まずはお電話を。
❓ よくある質問(よく検索される具体的な疑問)
生後1ヶ月の赤ちゃんのTSHが8.5でした。これは異常ですか?
5歳の子どもが便秘気味で疲れやすい。TSHが5.0でした。橋本病ですか?
小児の甲状腺検査は何科を受診すればいいですか?
新生児のTSHサージとは何ですか?
「子どものTSHが高い」と言われたら——年齢別の基準値を確認し、専門医に相談を。
月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:45〜17:30 土 9:00〜12:00