甲状腺内科

妊娠を望む女性へ 〜潜在性甲状腺機能低下症と不妊のお話〜

28/05/2016

妊娠を望む女性へ:潜在性甲状腺機能低下症と不妊のお話

妊娠においては、甲状腺の働きが少しのズレでも影響を及ぼすことがあります。たとえ甲状腺ホルモンが正常であっても、TSHが高めであるだけで以下のリスクが指摘されています。

  • 排卵がうまく起こらず、妊娠しにくくなる
  • 流産率が上がる
  • 胎児の神経発達に影響を及ぼす可能性がある

妊娠時に推奨されるTSH目標値

以下の表に示すように、妊娠の時期に応じてTSHの目標値は異なります:

妊娠時期推奨TSH目標値
妊娠前〜妊娠初期(12週まで)2.5 μU/ml 以下
妊娠中期(13〜27週)3.0 μU/ml 以下
妊娠後期(28週以降)3.0 μU/ml 以下

▶ 関連ページのご案内

妊娠を希望される方、妊娠中の方は、以下のページもあわせてご参照ください:
甲状腺と妊娠に関するよくある質問と医師の回答はこちら

当院の対応

しもやま内科では、甲状腺専門医が妊娠を望む方のTSH管理を丁寧に行っています。お気軽にご相談ください。

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