免疫チェックポイント阻害薬と1型糖尿病|オプジーボなどのリスク|しもやま内科

免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボなど)は、がん治療に有効な一方、1型糖尿病を惹起するリスクがあります。しもやま内科では、抗PD-1抗体薬投与患者さんの血糖モニタリングと、発症時の迅速な対応を行っています。

免疫チェックポイント阻害薬とは

免疫チェックポイント阻害薬は、がん免疫療法に使用される薬剤です。従来の抗がん剤とは異なり、がん細胞を排除する免疫機構を活性化することで抗がん作用を発揮します。代表的な薬剤にニボルマブ(オプジーボ)があります。

1型糖尿病発症のリスク

抗PD-1抗体薬投与後に1型糖尿病を発症した症例が報告されています。日本におけるニボルマブ投与後の1型糖尿病発症率は約0.28%です。発症は急激で、劇症1型糖尿病の診断基準を満たす症例が多く、早期診断・治療が予後に影響します。

  • 発症率:約0.28%(ニボルマブ投与例)
  • 発症時期:投与開始後、各症例でまちまち
  • 症状:口渇・多飲などの高血糖症状を認めない症例も
  • 病型:劇症1型糖尿病または急性発症1型糖尿病

予防と早期発見のための対応

日本糖尿病学会は「免疫チェックポイント阻害薬使用患者における1型糖尿病の発症に関するRecommendation」を示しています。

  • 投与開始前に血糖値を測定
  • 投与開始後、来院ごとに高血糖症状の有無を確認
  • 来院ごとに血糖値を測定
  • 異常時は速やかに糖尿病専門医へコンサルテーション

しもやま内科での対応

他科からのコンサルテーションに対し、1型糖尿病の診療経験豊富な専門医が適切かつ丁寧に診断・治療を行います。また、他科との情報共有や医療チーム育成にも取り組んでいます。

よくある質問(FAQ)

Q1. オプジーボを使うと必ず糖尿病になりますか?

いいえ、発症率は約0.28%です。ほとんどの方は発症しませんが、定期検査でモニタリングすることが重要です。

Q2. どのような症状が出たら要注意ですか?

口渇、多飲、多尿、体重減少などの症状があれば要注意です。ただし、症状がないまま発症する場合もあるため、定期検査が重要です。

Q3. 発症したらインスリン治療が必要ですか?

はい、1型糖尿病と診断された場合、インスリン治療が必要になります。しもやま内科では、外来でのインスリン導入や、最新デバイス(CGM・インスリンポンプ)を用いた治療も行っています。


しもやま内科
船橋市芝山 4-33-5
TEL: 047-467-5500


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06/03/2026