糖尿病患者さんに使われ始めているSGLT2阻害薬
間もなくSGLT2阻害薬が長期処方可能になる。同時に、夏に向けて暑くなる時期でもある。利尿剤処方例へのSGLT2阻害薬の使用には注意が必要だ。
SGLT2阻害薬の投与は脱水を招きやすい。脳梗塞、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群など重篤な合併症のリスクが高まる。
潜在的に体液喪失のリスクを有する患者(高齢者や利尿剤使用例)への使用は慎重に行うべきである。
使用に際しては適度な水分補給を指導せねばならない。飲水制限を指示されている患者は水分摂取が十分にできないため使用を避けるべきである。