妊娠前の甘いコーラ摂取が妊娠糖尿病発症に関連
妊娠糖尿病とコーラの消費との因果関係を述べた論文がDabetes careに掲載された。
砂糖で甘くしたコーラを妊娠前から週5杯以上飲んでいた女性では、妊娠糖尿病の発症リスクが高まることが、米国の大規模な疫学的研究から示された。他の甘味飲料や、人工甘味料を使った飲料ではこの関連は認められなかったという。
米ルイジアナ州立大学健康科学センターのLiwei Chen助教授たちの研究グループは「Nurses’ Health Study Ⅱ」に参加している女性1万3,475例の10年間の医療記録を分析し、年齢、家族歴、喫煙などの妊娠糖尿病に関連するリスクファクターを調整した結果、砂糖で甘くしたコーラを週に5杯以上飲んでいた女性では、月に1杯以下しか飲まない女性に比べて妊娠糖尿病の発症リスクが22%高くなることが明らかになった。Chen博士たちの研究結果はDiabetes Care(2009年12月号)に掲載された。