尿ナトリウム/カリウム比(尿Na/K比)検査|減塩の現状を“数値化”して高血圧リスクを見える化

しもやま内科(船橋市)では、簡単な尿検査で日々の塩分バランスを確認できる尿Na/K比を測定し、減塩とカリウム摂取の実践をサポートしています。

尿ナトリウム/カリウム比(尿ナトカリ比)検査のイメージ|三角フラスコの黄色液と試験管、駒込ピペットを扱う研究員|しもやま内科
尿ナトリウム/カリウム比(尿ナトカリ比)|しもやま内科

尿Na/K比とは?

尿Na/K比は、尿中のナトリウム(食塩由来)とカリウムの比で、普段の食事の塩分バランスを客観的に評価できる指標です。

📊 目標値(日本高血圧学会コンセンサス)

  • 至適目標:2.0未満(食塩・カリウム双方の推奨に整合)
  • 実現可能目標:4.0未満(日本人の平均値未満を目安)

※患者さんの基礎疾患によって個別判断が必要です。

参考:日本人全体では平均が概ね4前後と報告されており、多くの方で減塩・カリウム摂取の余地があります。

なぜ大切?―高血圧・脳心腎の予防に直結

🩺 客観的評価

食事記録よりバイアスが少なく、塩分バランスを数値で把握。

⚡ 早期介入

病気になる前に改善点を特定し、生活習慣をテコ入れ。

📈 効果検証

実践後の再測定で、減塩・カリウム強化の成果を確認。

こんな方におすすめ

  • 高血圧・血圧高めと言われている
  • 家族に脳卒中・心疾患がある
  • 味付け濃いめ/外食・中食が多い
  • むくみが気になる/腎機能が心配
  • 健診で減塩を勧められた

検査の流れ

1. 簡単な尿提出

朝一番の尿または随時尿。数分で終了、痛みはありません。

2. 数値の確認

翌日〜数日以内に結果をご説明。塩分バランスを評価します。

3. 個別アドバイス

結果を踏まえて、医師が実行しやすい減塩・カリウム摂取のコツを提案。必要に応じて提携先での栄養指導をご案内します。

※単回の随時尿は日内変動の影響を受けるため、異なる時間帯で週4日以上の平均を推奨します。

判定の目安

尿Na/K比 評価 推定される状況
<2.0 至適 減塩とカリウム摂取が良好
2.0–<4.0 改善余地 日本人平均未満だが、更なる最適化で血圧低下が期待
≥4.0 高め 減塩強化とカリウム摂取増(野菜・果物等)の検討

当院の取り組み

🔹 定期モニタリング

治療中の方には定期測定で推移を管理し、薬物療法・生活療法を最適化。

🔹 わかりやすい説明

結果の意味と具体的アクション(減塩の工夫、カリウム摂取源など)を医師が丁寧に解説。

🔹 連携サポート

必要に応じて提携医療機関の栄養指導をご紹介します(当院内に管理栄養士は在籍していません)。

⚠️ 塩分過多は次を招きます

  • 高血圧
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞・狭心症
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 胃がん など

まずは“数値化”から。お電話でご予約ください

尿Na/K比は、その日から取り組める減塩の強力なコンパスになります。

📞 047-467-5500(しもやま内科)

診療:内科・循環器内科/千葉県船橋市

しもやま内科で健康管理を

ご不明点はお気軽にご相談ください。

📍 しもやま内科 | 📞 047-467-5500

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長/内科・循環器内科・糖尿病内科・甲状腺内科(千葉県船橋市)資格・所属
・日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
・日本糖尿病学会 専門医・指導医
・日本循環器学会 循環器専門医
・日本老年医学会 老年病専門医・指導医
・日本甲状腺学会 甲状腺専門医専門領域
糖尿病、甲状腺疾患、循環器疾患、老年期疾患の総合的診療。
尿Na/K比を含む生活習慣介入と血圧管理、心血管・腎アウトカム改善を重視。監修コメント
「尿Na/K比は“いまの食塩バランス”を簡便に数値化できる実用的な指標です。単回ではなく、異なる時間帯で複数回の平均でみることを推奨します。」

連絡先
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