バセドウ病の眼症治療 船橋市——症状から治療まで専門医が解説
バセドウ病の眼症(甲状腺眼症)は、眼球突出・目の違和感・複視などを引き起こす重要な合併症です。「まぶたが腫れぼったい」「目つきが変わったと言われた」「ものが二重に見える」——これらはバセドウ病の眼症の代表的な症状です。早期の評価と適切な管理が、進行を防ぐカギになります。
眼症の症状——こんなサインに注意
- 眼球突出(目が出っ張る) — 鏡を見て「目つきが変わった気がする」と感じたら要注意。
- まぶたの痙攣・むくみ — 朝起きた時にまぶたが重い。
- 複視(ものが二重に見える) — 運転や階段の昇降に支障が出ることがあります。
- 目の乾燥・ゴロゴロ感 — 目がしっかり閉じられず、角膜が乾燥します。
- 光過敏 — まぶしく感じる、涙が出やすい。
なぜ眼症が起こるのか?
バセドウ病の眼症は、甲状腺の細胞と目の周りの細胞に「共通する抗原」があり、自己免疫が誤って目の組織も攻撃してしまうことで起こります。特に喫煙は眼症を著しく悪化させることが知られており、喫煙者の眼症発症リスクは非喫煙者の約4倍とも言われています。タバコを吸われる方は、禁煙が治療の第一歩です。
眼症の重症度分類
- 軽症: 目の違和感、軽度の突出(自覚症状はあるが生活に支障なし)
- 中等症: 複視、明らかな突出(運転や読書に支障)
- 重症: 視神経障害、角膜潰瘍(視力低下のリスクあり)
治療法の選択肢
保存療法(軽症〜中等症)
- 人工涙液の点眼(ドライアイ対策)
- 夜間の眼軟膏・眼帯(角膜保護)
- 禁煙指導(喫煙は最大の増悪因子)
- 抗甲状腺薬で甲状腺機能を正常に保つ
薬物療法(中等症〜重症、活動期)
- ステロイドパルス療法 — 高用量のステロイドを点滴。眼症の炎症を抑えます。
手術療法(保存的治療で改善しない場合)
- 眼窩減圧術 — 眼球の後ろの骨を削ってスペースを作る
- 眼瞼手術 — まぶたの位置を調整
- 眼筋手術 — 複視を改善
当院の眼症対応
眼症の評価(CASスコア)から、ステロイド治療の適応判断、必要に応じた眼科・形成外科への紹介まで対応します。「目の症状が気になる」という方も、お気軽にご相談ください。
診療時間・予約
月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:45〜17:30、土 9:00〜12:00(水日祝休診)
住所:千葉県船橋市芝山4-33-5
電話:047-467-5500