産婦人科の先生方へ
しもやま内科では、妊娠希望〜周産期における甲状腺・糖尿病など内分泌疾患の診療連携を重視しております。妊娠に関わる内分泌異常は母体・胎児双方に影響しやすいため、産婦人科の先生方と協力しながら、安全かつ実務的な共同管理を行ってまいります。
📞 047-467-5500 | FAX 047-467-7500

📍 対象エリアと診療圏
当院は千葉県船橋市にある内分泌・糖尿病クリニックです。
主に以下のエリアからのご紹介・ご通院が現実的と考えております。
- 主な診療圏:船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市 など
- アクセス:東葉高速線(飯山満駅・北習志野駅)/新京成線(北習志野駅) 利用圏
- 連携中の医療機関:船橋市立医療センター・くらもちレディースクリニック など
※ 上記以外の遠方の先生方におかれましても、本ページの内容は診療のヒントとしてご自由にご活用ください。
※ ご紹介は、患者さんの通院負担を考慮し通院圏内の方を優先していただけますと幸いです。
🔑 連携の柱
- 妊娠希望の方のTSH管理(妊活・不妊治療例)
妊娠前の甲状腺ホルモン(TSH)コントロールは、流産・不妊のリスクを減らすうえで重要です。TSH目標値や抗体の有無を考慮し、ART(体外受精・顕微授精)を含め妊娠成立に適した内分泌環境を整えます。 - バセドウ病・橋本病患者さんの妊娠管理
抗甲状腺薬内服中や甲状腺機能低下症で加療中の方の妊娠は、胎児発育や母体合併症に直結することがあります。妊娠週数に応じた投薬調整と、周産期の母体・胎児管理を共同で進めます。 - 妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠(産婦人科の先生方向け)
妊娠中の血糖コントロールは、胎児発育や分娩時合併症に影響します。当院では医師による分食指導とフリースタイルリブレによる血糖モニタリングを実施し、必要に応じてインスリン治療を導入します。
患者さん向けの説明は、妊娠糖尿病Q&Aもあわせてご案内いただけます。
📩 このようなケースでご紹介ください
- 妊娠希望・不妊治療中で TSH軽度高値・抗体陽性 の方(短期間に妊娠を目指したいケース)
- バセドウ病・橋本病で加療中の方が妊娠し、妊娠週数に応じた薬剤選択と用量調整が必要なケース
- 妊娠中に甲状腺腫大や結節を指摘され、エコー評価やFNAの要否判断を相談したいケース
- 産後 6か月以内でEPDS高値+動悸・倦怠感・体重変動などがあり、産後うつと甲状腺異常の鑑別が必要なケース
- 妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠で、食事療法のみでは血糖目標達成が難しく、インスリン導入やリブレによる詳細評価が望ましいケース
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠の詳細な紹介基準と管理方針は、専用ページに整理しております。
いずれも、紹介状に妊娠週数・これまでの経過・現在の懸念点をご記載いただけますと、初診時からスムーズに対応可能です。
いずれも、紹介状に妊娠週数・これまでの経過・現在の懸念点をご記載いただけますと、初診時からスムーズに対応可能です。
📈 妊娠初期の甲状腺機能亢進:鑑別フローチャート

🤱 授乳と抗甲状腺薬の要点
授乳中も多くの甲状腺薬は、適切な用量であれば使用可能です。安全性に関する要点を以下に整理します。
- 授乳は原則可能:母乳中への移行は少量で、通常量では臨床的影響はほとんどありません。
- チアマゾール(メルカゾール®):20mg/日以下であれば授乳可とされます。
- プロピルチオウラシル(チウラジール®):授乳中も使用可能ですが、肝障害リスクのため長期大量使用は避けます。
- 服薬直後の授乳を避ける:内服後3〜4時間は薬剤移行が高いため、その時間をずらして授乳するとより安全です。
- 新生児の観察:念のため児の体重増加や発達を定期的に確認してください。
※ 日本甲状腺学会ガイドライン・ATA推奨を参考に整理。
※ 個々の症例では母体と児の状況を考慮して調整が必要です。
📑 ご紹介の流れ
紹介状をFAXいただければ、優先的に対応いたします。初回診察後は、検査結果・治療方針を速やかに返書いたします。
📠 相談窓口・返書対応
医師直通の連携窓口を設置しております。
原則として紹介受診から1週間以内に返書をFAXにて送付いたします。
FAX番号:047-467-7500
📥 診療情報提供書のダウンロード(PDFのみ)
当院との連携にご活用いただける診療情報提供書(紹介状+検査項目欄+返書欄の3ページ構成)を、PDFで提供しています。改変・二次配布はご遠慮ください。
📄 診療情報提供書(PDF・3ページ)
※本資料はPDFのみで提供しています(改変・二次配布不可)。
※診療時間外はFAXにてご連絡ください。確認次第、折り返します。
船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市など近隣地域の産婦人科クリニックや、船橋市立医療センター・大学病院と連携し、切れ目のない周産期管理を目指しています。
👨⚕️ この記事の監修医師
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。妊娠関連内分泌疾患についても、産婦人科との連携のもと多数の症例を経験しています。
📊 妊娠中のTSH管理目標と採血間隔
| 時期 | 目標TSH値 | 採血間隔の目安 |
|---|---|---|
| 妊娠前(妊活期) | 2.5 μIU/mL未満 | 1〜2か月ごと |
| 妊娠初期(〜12週) | 0.1〜2.5 μIU/mL | 4週ごと |
| 妊娠中期(13〜27週) | 0.2〜3.0 μIU/mL | 6週ごと |
| 妊娠後期(28週〜分娩) | 0.3〜3.5 μIU/mL | 6〜8週ごと |
| 産後(授乳期) | 非妊娠時の基準値に準拠 | 必要に応じて |
❓ よくあるご質問(妊娠と内分泌/産婦人科の先生方へ)
緊急で甲状腺機能の評価が必要な場合はどうすれば良いですか?
可能な限り当日採血・エコーを行い、結果をFAXで速報いたします。
インスリン導入が必要な妊娠糖尿病患者さんは入院が必要ですか?
原則は外来導入を行います。重症例は連携病院へ紹介します。
妊娠希望の患者さんでTSHが軽度高値の場合、すぐ紹介した方が良いですか?
妊娠希望時のTSH基準値は一般より厳しく設定されます。早めにご紹介いただければ、適切なホルモン補充の是非を検討できます。
抗甲状腺薬を内服中の方が妊娠した場合の対応は?
妊娠初期は特に催奇形性リスクへの配慮が必要です。薬剤選択や投与量調整を迅速に行いますので、判明時点でご紹介ください。
妊娠糖尿病の管理で食事指導はどうなりますか?
当院では医師が分食指導を行い、必要に応じてフリースタイルリブレで血糖変動を確認しながら個別化した管理を行っています。
本ページの資料は医療連携目的に限り使用可・商用利用不可・改変・再配布不可。