甲状腺についてよくある質問
健診で「甲状腺が腫れている」と言われました。受診すべきですか?
はい。甲状腺の腫れは、バセドウ病や橋本病、腫瘍など様々な原因が考えられます。症状がなくても、血液検査やエコー検査で精密評価を行うことをおすすめします。
「甲状腺のホルモン値が異常」と言われましたが自覚症状はありません。それでも治療が必要ですか?
甲状腺ホルモンの異常は、軽度でも体に影響を及ぼすことがあります。無症状でも経過観察や治療が必要なケースがありますので、専門医の受診をおすすめします。
首の腫れや違和感があります。甲状腺の病気でしょうか?
甲状腺の腫れやしこりが原因の場合もあります。当院では頸部エコー検査により詳細に評価を行っています。気になる症状があればご相談ください。
バセドウ病と橋本病の違いは何ですか?
バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、橋本病は逆にホルモンが不足することの多い病気です。原因も治療法も異なります。
甲状腺腫瘍はがんですか?
甲状腺腫瘍の多くは良性ですが、まれに悪性の甲状腺がんもあります。エコーや細胞診により良悪性を鑑別します。
甲状腺の病気は女性に多いと聞きますが本当ですか?
はい。橋本病やバセドウ病などの自己免疫性疾患は、女性に多く見られる傾向があります。妊娠・出産と関連することもあるため注意が必要です。
甲状腺の検査にはどんなものがありますか?
血液検査(TSH、FT4、FT3など)、甲状腺自己抗体、頸部エコー、細胞診(FNA)などを行います。当院では必要に応じて総合的に評価します。
妊娠中・妊娠希望ですが、甲状腺の治療は可能ですか?
可能です。妊娠中の甲状腺機能異常は母児に影響するため、適切な管理が必要です。当院では妊娠を考慮した診療を行っています。
甲状腺の手術は必要なケースが多いですか?
基本的には内科的治療が優先されますが、大きな腫瘍や悪性が疑われる場合は手術が検討されます。連携医療機関と協力し適切に対応します。