「子どもの甲状腺の病気って、どんなものがあるの?」「小児科と内科、どちらに行けばいい?」——お子さんの甲状腺でお悩みの親御さんへ。今回は思春期の甲状腺疾患について、概要をわかりやすくまとめました。
⚠️ 当院の診療対象について
当院は中学生以上(12歳~)の甲状腺疾患を対象としています。小学生以下(11歳以下)のお子様の場合は、小児科専門医のいる医療機関をご紹介いたします。
思春期に多い甲状腺疾患
① 橋本病(慢性甲状腺炎)——思春期でも最も多い甲状腺疾患です。思春期以降の女の子に多く、のどが腫れる、疲れやすい、寒がりなどの症状が出ます。ただし、初期は無症状で健康診断で偶然見つかることも。
② バセドウ病(グレーブス病)——10〜15歳に多く、女の子に多い。動悸・発汗・体重減少・イライラなどの症状。大人と比べて再発しやすいのが特徴です。
③ 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)——生まれつき甲状腺の働きが弱い病気。新生児マススクリーニングで見つかることがほとんどで、早期に治療を始めれば発育に問題はありません。
④ 甲状腺結節(しこり)——思春期でも甲状腺にしこりが見つかることがあります。思春期の結節は悪性の確率が大人より高い(20〜30%)と言われているので、精査が必要です。
どんな時に受診すればいい?
- 首の前が腫れている
- 学校の検診で甲状腺を指摘された
- やせた/太った/身長の伸びが気になる
- 倦怠感が続く、元気がない
- 動悸や息切れがある
- 暑がり・寒がりが極端
当院では中学生以上の診察が可能です。小学生以下はお子さんの状態により、小児科と連携して診療します。
❓ よくある質問
思春期の甲状腺疾患は遺伝する?
甲状腺の薬は成長に影響する?
最終更新日:2026-06-15
👨⚕️ この記事の監修医師
下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年科専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。