健診で「甲状腺が腫れてますね」って言われたら、そりゃ不安になりますよね。でも実際のところ、そう言われて来院する方のほとんどは「良性」か「要経過観察」で済みます。このページでは、健診で引っかかったあとの流れを、実際の検査内容も含めて説明します。

まず知ってほしいこと——「腫れてる=悪い」ではない
健診で「甲状腺腫大(のうだい)」って書かれると、ドキッとしますよね。でもこれは「甲状腺が全体的に大きめ」という意味であって、必ずしも病気ということではありません。
実際に多いパターンはこの3つ:
- 橋本病(慢性甲状腺炎)——甲状腺が自己免疫で炎症を起こして腫れている状態。特に症状がなければ経過観察でOKなことがほとんどです。
- 良性の結節(しこり)——甲状腺にできたコブのようなもの。9割以上は良性で、悪性の可能性が低ければ同じく経過観察です。
- 単純性甲状腺腫——理由はよくわからないけど、甲状腺が大きめ。病気とは言い切れないグレーゾーン。
もちろん、まれに精査が必要なケースもあります。だからこそ「まずはエコーと採血で確認しましょう」というスタンスです。「もしかしたら…」と不安なまま過ごすより、一度調べてしまったほうが、結果的に安心できます。
実際の流れ——健診結果を持って来院から結果説明まで
初めての方でもスムーズに受けられるように、流れを説明します。
- 来院・問診——健診結果をお持ちください。いつから気づいたか、自覚症状はあるかなどをお聞きします。
- エコー検査(10〜15分)——首にゼリーを塗ってプローブを当てるだけ。痛くもないし被曝もしません。
- 採血——甲状腺ホルモン(TSH・FT4など)と抗体をチェックします。結果は1〜2週間後。
- 結果説明——エコーはその場でお伝えできます。採血の結果が出たら、総合的に判断して「経過観察」「治療開始」「追加検査(穿刺など)」を決めます。
❓ よくある質問
何科に行けばいい?
甲状腺の検査・治療は内分泌内科または甲状腺内科が専門です。しもやま内科は日本甲状腺学会認定の専門医が在籍していますので、甲状腺の腫れ・しこりは当院で全て対応可能です。
費用はいくら?
初診料+エコー+採血で、3割負担の場合だいたい5,000〜7,000円程度です。保険が効きますので、自由診療のように高額になることはありません。
紹介状は必要?
不要です。紹介状がなくても受診できます。健診結果の用紙があればお持ちください。
良性だったら放置していいの?
良性でも年に1回程度のエコーで経過を見ることをおすすめします。大きさや形が変わらないか確認するためです。良性だから放置すると、何年か後に大きくなっていた、ということもあります。