甲状腺穿刺吸引細胞診(FNA)の適応と流れ

🔊 このページの要点

穿刺吸引細胞診(FNA)は、甲状腺のしこりが良性か悪性かを判定するための検査です。注射針で細胞を採取し、顕微鏡で観察します。船橋市しもやま内科ではTI-RADS評価に基づきFNAの適応を判断し、必要に応じて高次医療機関をご紹介。FNA後の経過管理も継続して行います。

📍 船橋市で甲状腺穿刺検査をお考えの方へ

船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市など近隣にお住まいの方で、甲状腺のしこりでFNA(穿刺吸引細胞診)をご希望の方は、ぜひ当院へご相談ください。しもやま内科では以下の対応を行っています:

  • TI-RADS評価による適応判断:エコー所見に基づく客観的リスク評価
  • FNA適応の適切な判断:穿刺が必要なケースのみを選別
  • 高次医療機関のご紹介:FNA実施機関を適切にご紹介
  • 年間480件のエコー実績:適応判断の精度向上
  • FNA後の経過管理:穿刺後のフォローアップを継続

📍 当院へのアクセス
住所:千葉県船橋市芝山4-33-5
最寄駅:高根木戸駅(京成電鉄松戸線)・飯山満駅(東葉高速鉄道線)各徒歩15分
電話:047-467-5500
診療時間:月・火・木・金 9:00~12:00、14:45~17:30/土曜 9:00~12:00(水日祝休診)
駐車場:7台完備

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穿刺吸引細胞診(FNA)とは?

FNA(Fine Needle Aspiration:ファイン・ニードル・アスピレーション)は、甲状腺のしこりに細い針を刺して細胞を採取し、良性か悪性かを判定する検査です。

FNAの特徴

  • 最小侵襲:注射針と同程度の細い針を使用(外径21~25G)
  • 局所麻酔で実施:痛みは軽度で、数分で終了
  • 当日帰宅可能:入院不要、検査後すぐに日常生活に戻れます
  • 判定率が高い:甲状腺癌の約90%以上を正しく診断可能
  • 最終診断ではない:細胞診の結果は術後の病理診断と異なる場合がある

FNAの適応基準(TI-RADS)

当院では、エコー所見に基づくTI-RADS(Thyroid Imaging Reporting and Data System)評価に基づき、FNAの適応を判断します。

TI-RADS分類 悪性リスク FNA適応基準
TR1(良性) 0% FNA不要(経過観察)
TR2(ほぼ良性) 約0.3% FNA不要(経過観察)
TR3(低リスク) 約1.5% 2.5cm以上でFNA推奨
TR4(中程度リスク) 約5~10% 1.5cm以上でFNA推奨
TR5(高リスク) 約15~30% 1.0cm以上でFNA推奨

FNAが必要なその他の基準

  • 頸部リンパ節の異常を伴う場合(TR3でもFNA推奨)
  • 急速に大きくなる結節(3~6か月で20%以上増大)
  • 声音帯麻痺を伴う場合
  • 甲状腺がんの既往があり、再発を疑う場合

FNAの検査当日の流れ

検査前の準備

  • 内服薬:通院内服薬は原則そのままでOK(抗凝固薬は要相談)
  • 食事:食事摂取可能(空腹の必要なし)
  • 服装:首元が開く服で受診

検査の流れ(他院紹介後の一般的な流れ)

  1. 問診・説明:医師から検査の説明、同意書への署名
  2. 体位:仰向けで首を後ろに反らせる体勢
  3. 局所麻酔:採取部位に麻酔薬を注射(痛みは軽度)
  4. 細胞採取:エコー誘導下で針を刺入し、細胞を吸引(数秒~数十秒)
  5. スライド作成:採取した細胞をガラス板に塗布
  6. 終了:穿刺部位に圧迫止血、絆創膏貼付

検査時間は15~30分程度です。

FNAの結果判定と対応

FNAの結果は、Bethesda分類(ベセスダ分類)という6段階の診断カテゴリーで報告されます。

カテゴリー 診断 悪性率 対応
診断不能・非診断 1~4% 再穿刺または経過観察
良性 0~3% 経過観察(6~12か月ごとエコー)
意義不明の非典型性(AUS/FLUS) 5~15% 再穿刺または分子検査
濾胞性腫瘍 15~30% 分子検査または手術
疑い陽性(悪性疑い) 60~75% 手術(甲状腺摘除)
悪性 97~99% 手術(甲状腺摘除)

結果待ち期間

FNAの結果は通常3~7日で出ます。当院でFNA適応と判断し、他院でFNAを実施した場合、結果が出次第、当院で結果説明と今後の方針をご説明します。

当院のFNA対応について

しもやま内科での対応

当院ではFNAは実施しておりません。以下の対応を行います:

  1. エコーによる適応評価:TI-RADS分類に基づき、FNAの必要性を判断
  2. FNA実施機関のご紹介:大学病院や専門医療機関を適切にご紹介
  3. FNA後の経過管理:結果に応じた治療方針の決定、手術後のフォローアップ

FNA適応と判断された後の流れ

  1. 当院でエコー検査・TI-RADS評価
  2. FNA適応と判断 → 紹介状作成
  3. 紹介先医療機関でFNA実施
  4. 結果が出たら当院へ連絡
  5. 当院で結果説明・今後の方針決定

FNAの合併症とリスク

FNAは非常に安全な検査ですが、以下のリスクがあります:

  • 出血・血腫:最も多い合併症(軽度で自然吸収)
  • 感染:極めて稀(0.1%以下)
  • 針道播種(腫瘍細胞の針路転移):極めて稀(0.001%以下)
  • 血管迷走神経反射:緊張による血圧低下・失神(一過性)

抗凝固薬(ワーファリン、アスピリンなど)を内服中の方は、検査前に医師に相談してください。

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📋 よくある質問(FAQ)

FNAは痛いですか?
局所麻酔を行うため、痛みは軽度です。針を刺す瞬間にチクッとする程度で、検査中の痛みはほとんどありません。検査後も軽い違和感程度で、翌日には通常通りの生活が可能です。
検査後、仕事に行けますか?
はい、可能です。FNAは局所麻酔のみで実施され、全身への影響がほとんどないため、検査後すぐに日常生活や仕事に戻れます。ただし、激しい運動や首を強く動かす作業は当日は控えることをお勧めします。
良性と判定されても、がんになることはありますか?
FNAの良性判定は「偽陰性」があるため、100%ではありません(約2~5%が実際は悪性)。そのため、良性と判定されても、6~12か月ごとのエコー経過観察が必要です。大きさや形態が変化した場合は再検討します。
濾胞性腫瘍(Ⅳ)とは何ですか?
細胞診では良性と悪性の区別が困難な場合です。悪性率は15~30%と報告されています。分子遺伝子検査(BRAFなど)でリスク評価するか、手術(切除)を選択することが多いです。
しもやま内科ではFNAはできないのですか?
当院ではFNAは実施しておりません。エコーによる適応評価と、必要に応じた高次医療機関のご紹介、FNA後の経過管理を行っています。FNAは専門的な技術と病理医による細胞診判定が必要なため、当院では紹介体制を取っています。
甲状腺のしこりでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
船橋市しもやま内科では年間約480件のエコー検査で培った経験をもとに、TI-RADS評価でFNAの適応を適切に判断し、必要に応じて高次医療機関をご紹介します。
047-467-5500 に電話する

📍 船橋市で甲状腺穿刺検査のご相談は

しもやま内科(船橋市芝山)は、甲状腺専門医が在籍し、年間約480件のエコー検査を実施。TI-RADS評価によるFNA適応の適切な判断と、高次医療機関のご紹介、FNA後の経過管理を行います。

📞 お電話でのご予約・お問い合わせ
047-467-5500

診療時間:月・火・木・金 9:00~12:00、14:45~17:30/土曜 9:00~12:00(水日祝休診)
所在地:千葉県船橋市芝山4-33-5
最寄駅:高根木戸駅(京成電鉄松戸線)・飯山満駅(東葉高速鉄道線)各徒歩15分
駐車場:7台完備

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・フォローアップガイド → 甲状腺フォローアップ早見表

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、年間約480件の甲状腺エコー検査を実施。TI-RADS評価に基づくFNA適応の適切な判断と、患者さまに最適な医療機関のご紹介を行っています。地域密着型の総合内科医として診療を行っています。

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11/10/2025