妊娠を希望される方へ:TSH(甲状腺ホルモン)の値が重要です

妊娠とTSH
このページの要点まとめ
- 妊娠を希望する方はTSH(甲状腺刺激ホルモン)の値に注意が必要です
- 日本甲状腺学会はTSH 2.5未満を妊娠希望時の管理目標としています
- 高TSHは排卵障害や流産リスクを高めることがあります
- 甲状腺ホルモン薬(チラーヂンなど)で治療し、定期的な血液検査を行います
- しもやま内科では甲状腺専門医が、妊娠とホルモン管理を丁寧にサポートします
「不妊治療を受けているけど原因がはっきりしない」「妊活中なのになかなか授からない」
そんなとき、見逃されがちなのが 甲状腺ホルモン(TSH) の異常です。
TSHとは?
TSH(甲状腺刺激ホルモン)は、甲状腺ホルモンの分泌をコントロールするホルモンです。数値が高いと甲状腺機能低下症を示唆し、排卵障害・着床不全・流産のリスクが高まることが知られています。
妊娠希望の方のTSH管理目標は?
2023年の 日本甲状腺学会『妊娠と甲状腺疾患の診療ガイドライン』 では、妊娠を希望される方のTSH値は 2.5mIU/L未満が望ましい と明記されています。
この値を超えていると、不妊治療の効果が出にくくなったり、流産のリスクが上昇することがあります。
妊娠希望の方で、TSHの異常を指摘された方へ
TSH(甲状腺刺激ホルモン)の値は、妊娠の成立や維持に深く関わっています。
しもやま内科では、甲状腺専門医が妊娠とホルモンの関係を考慮した診療を行っています。
しもやま内科では、甲状腺専門医が妊娠をサポート
当院では、 甲状腺専門医・院長 下山立志 が、妊娠を望む方のTSH管理を丁寧に行っています。
不妊治療クリニックと並行して通院されている方も多く、安心してご相談いただけます。
治療はどうするの?
TSHが高い場合、甲状腺ホルモン薬(チラーヂンSなど)でコントロールを行います。定期的な血液検査と、妊娠経過に応じた調整が必要です。
妊婦健診で「血糖値が高い」と言われた方へ
妊娠中に発症する糖尿病(妊娠糖尿病)は、母体と胎児の両方に影響を与える可能性があります。
しもやま内科では、糖尿病専門医による分食指導・リブレによるモニタリング・インスリン導入まで対応しています。
まずはご相談ください
「甲状腺が原因かもしれない」と思ったら、お早めにご相談ください。
このページはこんな方に役立ちます(関連キーワード)
- 妊活中にTSHが高いと言われた
- 橋本病でも妊娠できる?
- 甲状腺ホルモンの薬(チラーヂン)を飲んでいて大丈夫?
- TSHの目標値は2.5以下?
- 不妊治療と甲状腺ホルモンの関係が気になる
- バセドウ病と診断され、妊娠が心配
- 胎児への影響があるか不安
- 甲状腺専門医に相談したい
- 船橋市で甲状腺と妊娠の診療に対応している病院を探している
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