📘 要点
- 当院ではゼップバウンド(チルゼパチド)の自由診療は行いません
- SAS適応はBMI 27kg/m²以上の中等症以上の方が対象です
- SASへの効能は2026年5月の添付文書改訂で追加されました
- 当院は保険診療のCPAP療法(月々4,500〜5,500円)に対応します
- 施設基準を満たす専門施設への紹介状作成に対応しています
- 肥満SASの治療で迷うときは、早めにご相談ください
当院では閉塞性睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するゼップバウンド(チルゼパチド)の自由診療は行っておりません。保険診療によるSAS治療(CPAP療法・生活習慣指導等)と、必要な場合の専門施設紹介に対応しております。国内に約940万人の潜在患者がいるSAS、当院では保険診療の範囲内で適切な治療を提供します。
ゼップバウンド(チルゼパチド)は、2026年5月の添付文書改訂(第5版)で閉塞性睡眠時無呼吸症候群(肥満SAS)への効能が追加された新しい作用機序の薬剤です。ただし、すべてのSAS患者さんが対象となるわけではなく、厳しい適応条件と施設基準が定められています。
ゼップバウンドのSAS適応について
ゼップバウンドは、GLP-1/GIP受容体作動薬という新しい作用機序の肥満治療薬です。2026年5月の添付文書改訂(第5版)で、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(肥満SAS)への効能が追加されました。
SASに対する適応条件
- BMI 27kg/m²以上の肥満を伴う方
- 中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断された方
- 生活習慣改善だけでは改善が不十分な方
ゼップバウンドは自由診療 — しもやま内科での対応
当院では、ゼップバウンド(チルゼパチド)の自由診療は行っておりません。
厚生労働省のガイドラインでは、ゼップバウンドを肥満SASに使用する場合、以下の施設基準を満たす医療機関でのみ保険適用で処方可能です。しもやま内科はこれらの施設基準を満たしていないため、保険適用・自由診療のいずれでも処方を行うことはできません。
- 教育研修施設(日本呼吸器学会・日本循環器学会等)の認定
- 常勤の専門医体制
- 常勤栄養指導体制
- PSG検査など適切な診断・評価体制
- 副作用対応を含む医薬品情報管理体制
当院で可能な保険診療のSAS治療
ゼップバウンドの処方はできませんが、しもやま内科では保険診療によるSAS診療を行っています。
- SASの診断・重症度判定(簡易検査・在宅PSG)
- CPAP療法の導入・調整・フォローアップ(保険適用で月々4,500〜5,500円)
- 生活習慣改善指導(食事指導・運動指導・減量サポート)
- 施設基準を満たす専門施設への紹介状作成
- 紹介後の合併症管理(高血圧・糖尿病・脂質異常症等/SASと生活習慣病の関係)
ご検討の方へ — 紹介の流れ
- まず当院でSASの診断・重症度を確認します
- CPAP療法や生活習慣改善の可能性を検討します
- ゼップバウンドが適応と判断される場合、施設基準を満たす専門施設へ紹介します
- 紹介後も合併症管理・フォローアップを継続します
まとめ
- ゼップバウンドのSAS適応は2026年5月に追加されました
- BMI 27kg/m²以上の中等症以上SASが対象です
- しもやま内科では自由診療・保険診療のいずれでも処方は行っておりません
- 当院では保険診療によるSAS診断・CPAP治療・生活指導を行っています
- 施設基準を満たす専門施設への紹介に対応しています
肥満SASでお困りの方は、まず当院で診断・相談をお受けください。保険診療によるSAS治療と、必要な場合の専門施設紹介をさせていただきます。当院ではオンライン診療によるSAS外来は行っておりませんので、お電話でご予約の上ご来院ください。
よくあるご質問(FAQ)
Q. しもやま内科でゼップバウンドを処方してもらえますか?
A. 当院では、ゼップバウンド(チルゼパチド)の睡眠時無呼吸症候群に対する処方は、保険診療・自由診療のいずれでも行っておりません。施設基準を満たす専門施設への紹介状作成に対応しています。
Q. ゼップバウンドはどのような方が対象ですか?
A. BMI 27kg/m²以上の肥満を伴い、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断され、生活習慣の改善だけでは十分な改善が得られない方が対象とされています。
Q. 当院では睡眠時無呼吸症候群の治療はできますか?
A. はい。保険診療による診断(簡易検査・在宅PSG)、CPAP療法の導入・調整・フォローアップ、生活習慣の改善指導に対応しています。
Q. CPAP療法の費用はどのくらいですか?
A. 保険診療で月々4,500〜5,500円程度が目安です(自己負担割合により異なります)。
Q. 自由診療の肥満治療薬は扱っていますか?
A. 当院では自由診療による肥満治療薬の処方は行っておりません。保険診療の範囲で治療を行い、必要に応じて専門施設へご紹介します。
Q. 専門施設への紹介はどのように行われますか?
A. 当院で診断と重症度を確認したうえで、施設基準を満たす専門施設への紹介状を作成します。紹介後も高血圧・糖尿病などの合併症管理は当院で継続できます。
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このページの監修・出典
監修・執筆:しもやま内科 院長(日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医/日本循環器学会 循環器専門医/日本甲状腺学会 甲状腺専門医/日本老年医学会 老年科専門医・指導医)
主な参考資料:
- 日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」/内山真 編「睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第3版」(じほう、2019)
- 厚生労働省 診療報酬点数表・診療報酬改定通知(在宅持続陽圧呼吸療法関係)
- 厚生労働省 睡眠時無呼吸症候群に関する情報
- 日本呼吸器学会・日本循環器学会・日本糖尿病学会・日本甲状腺学会の診療ガイドライン
作成・更新:2026年9月13日|このページは一般的な医学情報の提供を目的としたもので、診断・治療方針は診察に基づいて判断します。
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月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:45〜17:30 土 9:00〜12:00
診療時間外の緊急時は、119番へのご連絡をおすすめします。
最終更新日:2026-09-13
👨⚕️ この記事の監修医師
下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年科専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。