「尿の検査で『蛋白が出てます』って言われたんですけど…」——健康診断の尿検査で指摘されて、心配になって受診される方はとても多いです。「蛋白尿」というと「腎臓が悪いの?」と怖くなるかもしれませんが、実は一時的なものや無害なものもたくさんあります。今回は蛋白尿の正体と対処法をわかりやすくお伝えします。
蛋白尿って何?
簡単に言うと、本来なら尿に出てこないはずのタンパク質(主にアルブミン)が尿に漏れ出した状態です。腎臓は体中の血液を濾過して老廃物を尿として排出する臓器ですが、健康な腎臓は「必要なものは体内に残す」という働きをしています。そのフィルターの調子が悪くなると、タンパク質が漏れてしまう——というわけです。
蛋白尿の原因は大きく分けて3つ
① 一時的な蛋白尿(心配いらないもの)
- 激しい運動の後
- 発熱時
- ストレス
- 立ちっぱなしが続いた後(起立性蛋白尿)——若い男性に多い
これらは原因がなくなれば治るので、あまり心配しなくて大丈夫です。
② 腎臓そのものの病気
- 慢性糸球体腎炎——IgA腎症など
- ネフローゼ症候群——大量の蛋白尿が出る
- 糖尿病性腎症——糖尿病の合併症として最も注意が必要なもの
- 高血圧性腎硬化症——高血圧が続くと腎臓の血管が傷む
③ 全身の病気の影響
膠原病(全身性エリテマトーデスなど)、アミロイドーシス、多発性骨髄腫など。
蛋白尿を指摘されたらやること
まずは再検査です。1回だけの陽性では確定しません。朝一番の尿で再検査して、それでも陽性なら精密検査(血液検査・腎エコー・さらに詳しい尿検査)に進みます。
そして最も大切なのは「放置しないこと」。蛋白尿が続く状態を放っておくと、腎機能が徐々に低下して、最終的には透析が必要になる可能性があります。でも早期に見つけて対策すれば、多くのケースで進行を抑えられます。
❓ よくある質問
蛋白尿を改善する食事は?
蛋白尿があっても症状はない?
「尿検査で蛋白が出た」——大丈夫なことも多いですが、一度確認しに来てください。
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