船橋市のしもやま内科では、2026年5月現在、65歳以上の方向けに新型肺炎球菌ワクチン「キャップバックス(PCV21)」と「プレベナー20(PCV20)」の2種類を取り扱っています。両ワクチンはカバーする血清型や接種回数が異なります。当院では医師が個別に相談の上、最適なワクチンを提案します。船橋市の高齢者肺炎球菌ワクチン助成制度の対象となる方は一部費用負担で接種可能です。ご予約・お問い合わせはお電話(047-467-5500)で承ります。
肺炎は高齢者の死因の上位に挙げられる病気です。特に65歳以上の方は、肺炎にかかりやすく、重症化しやすくなります。肺炎の原因の一つである「肺炎球菌」による感染を防ぐため、予防接種が有効です。
現在、日本で使われている結合型肺炎球菌ワクチン(PCV)には「キャップバックス」と「プレベナー20」の2種類があります。どちらも肺炎の予防に効果がありますが、特徴が少し異なります。このページでは、それぞれの違いと当院での費用、船橋市の助成制度についてご案内します。
2つのワクチンの概要
キャップバックス(PCV21)
2025年10月に日本で発売されたワクチンです。21種類の肺炎球菌の型(血清型)をカバーしています。
プレベナー20(PCV20)
2024年8月に日本で承認されたワクチンで、20種類の血清型をカバーしています。
両方とも「結合型ワクチン(PCV)」という種類で、高齢者でも高い効果が期待できるタイプのワクチンです。
主な違いの比較
含まれる血清型の数と種類
- キャップバックス:21種類
- プレベナー20:20種類
血清型の種類が一部異なります。
カバー率(65歳以上の場合)
最新の国内データによると、日本で流行している肺炎球菌の型をカバーする割合は以下の通りです(あくまで目安です)。
侵襲性肺炎球菌感染症に対して:
- キャップバックス:約75〜80%
- プレベナー20:約70〜75%
肺炎球菌性肺炎に対して:
- キャップバックス:約50〜55%
- プレベナー20:約45〜50%
安全性・免疫原性
現在の臨床試験の結果では、両者の副作用の頻度や強さ、抗体の出来方(免疫原性)は同等レベルと報告されています。
接種回数と効果の持続
どちらも初めて接種する場合は1回が基本です。効果の持続期間は個人差がありますが、おおむね5年程度とされています。
当院での費用と船橋市の助成制度
2026年5月現在の費用
| ワクチン名 | 価格(税込) | 助成後価格 | 船橋市助成 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| キャップバックス | 15,000円 | — | なし | 自費のみ |
| プレベナー20 | 11,000円 | 3,500円 | あり | 65歳以上対象 |
船橋市高齢者助成制度
船橋市在住の65歳以上の方は、肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)の接種費用(11,000円)が助成され、窓口負担額が3,500円(税込)となります。
どちらを選べばいいの?
「どちらが優れているか」は一律には言えません。以下の点を考慮してください。
- 年齢と基礎疾患(糖尿病、慢性心不全など)
- これまでのワクチン接種歴
- 予算(船橋市助成を含めた実負担額)
- ご自身の不安や希望
よくある質問(FAQ)
2種類のワクチンを両方打てますか?
一度に同時接種は推奨されていません。キャップバックスとプレベナー20はどちらか一方を選択してください。それぞれのワクチンでカバーする血清型が異なるため、医師と相談の上、ご自身の健康状態に合った一方を選ぶことをおすすめします。
以前に別の肺炎球菌ワクチンを打ったことがあります。今回はどう選べばいいですか?
過去に接種したワクチンの種類(ニューモバックスやバクニュバンスなど)と接種時期によって、適切な選択が変わります。従来の23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を接種済みの場合は、今回新しくキャップバックスまたはプレベナー20を接種できる可能性があります。診察時に接種歴をお伝えいただき、医師にご相談ください。
副作用はどんなものがありますか?
主な副作用は、注射部位の痛み・腫れ・赤み、全身症状として発熱・倦怠感・筋肉痛などがあります。これらの症状は通常2~3日で改善します。重篤な副作用(アナフィラキシーなど)は極めて稀ですが、接種後30分程度は院内で経過観察することをおすすめします。体調に違和感を感じた場合は速やかに医療機関にご相談ください。
キャップバックスとプレベナー20の違いは何ですか?
キャップバックス(PCV21)は21種類の血清型をカバーし、1回の接種で完了します。プレベナー20(PCV20)は20種類の血清型をカバーし、こちらも1回の接種です。両ワクチンとも従来のニューモバックス(23価)より多くの侵襲性肺炎球菌感染症をカバーできるとされています。65歳以上の方ではキャップバックスの方がカバー率がやや高いとのデータがあります。具体的な選択は医師とご相談ください。
肺炎球菌ワクチンはどのような人に推奨されますか?
主に65歳以上の高齢者と、基礎疾患(糖尿病・慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・慢性腎疾患・脾臓摘出後など)をお持ちの方に推奨されます。また、免疫抑制状態の方(ステロイド長期使用・化学療法中など)も肺炎球菌感染症のリスクが高いため接種が推奨されます。季節性インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。
肺炎球菌ワクチンの効果はどのくらい持続しますか?
キャップバックスとプレベナー20は比較的新しいワクチンのため長期の効果持続データは限られていますが、これまでのデータでは少なくとも数年は効果が持続するとされています。従来の23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)は5年以上の効果持続が報告されていました。追加接種の必要性については、今後の研究結果を踏まえて判断されます。
風邪やインフルエンザの時でも接種できますか?
発熱がある場合や中等度以上の急性疾患にかかっている場合は、接種を延期することをおすすめします。軽度の風邪症状(鼻水だけなど)で発熱がない場合は接種可能なこともありますが、医師が診察の上で判断します。ワクチン接種の効果を最大限にするためにも、体調の良い時に接種を受けることをおすすめします。
船橋市の助成制度について教えてください。
船橋市では65歳以上の方を対象に高齢者肺炎球菌ワクチン接種の費用助成制度があります。助成額や対象者は年度によって変わる場合がありますので、最新の情報は船橋市の公式サイトまたは当院までお問い合わせください。当院では制度適用の有無を診察時に確認し、適切にご案内します。
ワクチン接種の予約は必要ですか?
はい、事前のご予約をおすすめします。電話(047-467-5500)でご予約を承っています。予防接種のみの来院も可能ですが、初めての方は問診・診察が必要です。お手元にこれまでの予防接種記録(健康手帳など)がある場合はご持参ください。予約時にキャップバックス・プレベナー20のどちらを希望かお伝えいただくとスムーズです。
妊娠中や授乳中でも接種できますか?
肺炎球菌ワクチンの妊娠中・授乳中の接種に関するデータは限られています。基本的に肺炎球菌ワクチンは不活化ワクチンのため理論上のリスクは低いと考えられていますが、妊娠中の予防接種は医師と相談の上、必要性を慎重に判断します。基礎疾患があり肺炎球菌感染症のリスクが高い場合などを除き、出産後の接種を推奨することが一般的です。
しもやま内科での接種案内
当院では、キャップバックス・プレベナー20の両方を取り扱っております。どちらを接種するか迷われる場合は、診察の際にご自身の健康状態や生活状況をお話しいただければ、医師が個別にご相談に乗らせていただきます。
ご予約・お問い合わせはお電話にて承ります。
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肺炎球菌ワクチン接種をご検討の方
月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:45〜17:30 土 9:00〜12:00
診療時間外・緊急時は、119番へのご連絡もご検討ください