顔の電撃痛?続く鈍痛?顔面神経痛と三叉神経痛の違いを専門医が解説

「顔の痛み、特に片側に走る電撃のような痛み」や「続く鈍痛」——実は原因によって対応が全く異なります。顔面神経痛と三叉神経痛は、名前が似ていますが、症状・原因・治療法が大きく異なる疾患です。専門医がわかりやすく解説し、適切な受診につなげるお手伝いをします。

🔍 顔の痛み、どちらかわからない方へ

「電撃のような痛み」「続く鈍痛」「発疹を伴う」など、症状は様々です。

自分で判断がつかない場合も、まずはご相談ください。

📞 047-467-5500

しもやま内科(船橋市)

顔面神経痛と三叉神経痛の違いを比較表で確認

項目 顔面神経痛 三叉神経痛
痛みの性質 持続的な鈍痛・しびれ・灼熱感 電撃のような鋭い痛み(数秒〜数分)
痛む部位 顔の広範囲(耳の周囲〜頬・あご) 顔の一部(頬・顎・こめかみなど、三叉神経の支配領域)
主な原因 帯状疱疹ウイルスの再活性化(神経炎) 血管による神経圧迫・腫瘍・多発性硬化症など
発疹・皮疹 伴うことがある(帯状疱疹) 通常、伴わない
治療の中心 抗ウイルス薬・鎮痛薬・ステロイド カルバマゼピン等の神経障害性疼痛薬・神経ブロック・手術
顔面神経痛と三叉神経痛の痛み方の違いを図解
顔面神経痛は広範囲の持続痛、三叉神経痛は限局的な電撃痛が特徴です

顔面神経痛とは?

一般的に帯状疱疹ウイルスによる神経炎で、顔の片側に持続的な痛みやしびれが出ることが多い病気です。特に耳の周囲から頬にかけて痛むことがあります。

  • 原因:主に帯状疱疹ウイルスの再活性化
  • 症状:顔の広範囲に続く痛み、発疹を伴うこともある
  • 治療:抗ウイルス薬、鎮痛薬、ステロイド
⚠️ 注意: 発疹を伴う顔の痛みは、帯状疱疹の可能性があります。早期に抗ウイルス薬を開始することで、後遺症(帯状疱疹後神経痛)のリスクを下げられます。

三叉神経痛とは?

三叉神経の血管圧迫などが原因で、顔面の一部に電気が走るような激しい痛みが突然起こります。痛みは短時間ですが非常に強烈です。

  • 原因:血管による神経圧迫、腫瘍、多発性硬化症など
  • 症状:頬・顎・こめかみなど限局的な部位に鋭い痛み
  • 治療:カルバマゼピンなどの神経障害性疼痛治療薬、神経ブロック、手術

「自分の痛み、どちら?」セルフチェックフロー

  • 痛みは「電撃のように走る」ですか? → 三叉神経痛の可能性
  • 痛みは「続く鈍痛・しびれ」ですか? → 顔面神経痛の可能性
  • 発疹や水ぶくれがありますか? → 帯状疱疹の可能性(早めの受診を)
  • 痛みが「洗顔・食事・会話」で誘発されますか? → 三叉神経痛の特徴
  • 上記で判断がつかない・不安があるまずはご相談ください

💡 迷ったら、まずは専門医にご相談を

顔の痛みは原因によって対応が異なります。自己判断で様子を見ずに、初期評価だけでも受けてみませんか?

しもやま内科では、必要に応じて船橋市立医療センター脳神経内科と連携し、精密検査や専門治療につなげます。

📞 047-467-5500

船橋市・津田沼エリアの方、お気軽にお問い合わせください

よくある質問(FAQ)

顔面神経痛と三叉神経痛はどう違うのですか?

顔面神経痛は顔面神経の炎症で顔の広い範囲に続く痛み、三叉神経痛は神経の圧迫による発作的な電撃痛が特徴です。痛みの性質と部位が重要な鑑別ポイントです。

どちらの病気かはどう判断しますか?

問診・診察で痛みの性質・部位・誘因を確認します。必要に応じて画像検査(MRI等)や神経学的検査を行い、確定診断には専門医の評価が必要です。

自然に治りますか?

顔面神経痛は早期治療で改善する例がありますが、三叉神経痛は自然寛解しにくく、適切な薬物療法や専門的治療が必要です。早期受診をお勧めします。

しもやま内科ではどう対応しますか?

初期評価(問診・診察・必要検査)を行い、顔面神経痛の場合は薬物療法を開始。三叉神経痛や鑑別が難しい場合は、船橋市立医療センター脳神経内科と連携し、専門的な評価・治療につなげます。

受診時に持参すべきものはありますか?

・これまでの検査結果(画像・血液検査など)
・服用中の薬一覧(お薬手帳)
・痛みの記録(いつ・どこが・どんな痛みか)があると診断の助けになります

🚨 すぐに受診した方がよい場合

以下の症状がある場合は、できるだけ早めにご相談ください:

✓ 顔の痛みと同時に「口の歪み」「目が閉じにくい」

✓ 発疹・水ぶくれを伴う痛み

✓ 電撃痛が頻回に起こり、食事が取りづらい

✓ 頭痛・めまい・手足のしびれを伴う

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
日本老年医学会 老年科専門医・指導医

糖尿病、甲状腺疾患、循環器疾患、神経症状など幅広い疾患の診療経験多数。必要に応じて船橋市立医療センター脳神経内科と連携し、顔の痛みの精密検査にも対応しています。

23/08/2025