顔面神経痛と三叉神経痛の違い|症状・原因・治療法を専門医がわかりやすく解説

🔊 顔面神経痛と三叉神経痛の違い(読み上げ対応)

顔面神経痛と三叉神経痛は症状・原因・治療法が大きく異なる疾患です。
顔面神経痛は顔面神経の炎症による持続的な痛み、三叉神経痛は三叉神経の血管圧迫などによる一部の部位に走る電撃痛が特徴です。

「顔の痛み」を訴える患者さんの中で、顔面神経痛三叉神経痛はしばしば混同されます。しかし、この2つは原因も症状も治療法も全く異なる疾患です。

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顔面神経痛とは?

一般的に帯状疱疹ウイルスによる神経炎で、顔の片側に持続的な痛みやしびれが出ることが多い病気です。特に耳の周囲から頬にかけて痛むことがあります。

  • 原因:主に帯状疱疹ウイルスの再活性化
  • 症状:顔の広範囲に続く痛み、発疹を伴うこともある
  • 治療:抗ウイルス薬、鎮痛薬、ステロイド

三叉神経痛とは?

三叉神経の血管圧迫などが原因で、顔面の一部に電気が走るような激しい痛みが突然起こります。痛みは短時間ですが非常に強烈です。

  • 原因:血管による神経圧迫、腫瘍、多発性硬化症など
  • 症状:頬・顎・こめかみなど限局的な部位に鋭い痛み
  • 治療:カルバマゼピンなどの神経障害性疼痛治療薬、神経ブロック、手術

症状の違いをイラストで解説

顔面神経痛と三叉神経痛の違いを解説するイラスト
症状の現れ方と痛みの範囲が異なります。

受診の目安

顔の痛みが続く、または電撃的な痛みが繰り返す場合は早めに受診してください。しもやま内科では必要に応じて、船橋市立医療センター脳神経内科と連携し評価を行います。

よくある質問(FAQ)

Q1. 顔面神経痛と三叉神経痛はどう違うのですか?

A. 顔面神経痛は顔面神経の炎症で顔の広い範囲に続く痛み、三叉神経痛は神経の圧迫による発作的な電撃痛が特徴です。

Q2. どちらの病気かはどう判断しますか?

A. 痛みの性質部位が重要です。続く鈍痛なら顔面神経痛、突然走る電撃痛は三叉神経痛が疑われます。確定診断には診察が必要です。

Q3. 自然に治りますか?

A. 顔面神経痛は治療で改善する例がありますが、三叉神経痛は悪化することがあり、早期受診をおすすめします。

Q4. しもやま内科ではどう対応しますか?

A. 初期評価後、必要に応じて船橋市立医療センター脳神経内科へ連携します。

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船橋市|しもやま内科

船橋市で顔面神経痛・三叉神経痛の診療をご希望の方へ

しもやま内科は船橋市(西船橋・東船橋・津田沼エリア)で、顔の痛みの初期評価に対応しています。
必要に応じて船橋市立医療センター脳神経内科と連携した診療を行います。

この記事の監修医師

下山 立志 医師(しもやま内科 院長)

  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
  • 日本甲状腺学会 甲状腺専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本老年医学会 老年病専門医・指導医

必要に応じて船橋市立医療センター脳神経内科と連携し、顔の痛みの精密検査にも対応しています。

23/08/2025