反応性低血糖

船橋市 反応性低血糖|食後の眠気・めまい・手の震えの原因と検査|糖尿病専門医

「先生、食事の後2〜3時間で、急にお腹が空いて手が震えるんです。冷や汗も出て、なんだか不安になることがあるんですが……」——先日、30代の女性患者さんが、そう訴えられました。職場で会議中にそうなったことがあり、とても困っていたそうです。

これは「反応性低血糖(食後低血糖)」と呼ばれる状態で、糖尿病予備群の方に比較的多い症状です。血糖値が食後に一時的に下がりすぎて、様々な症状が出ます。今日は、具体的な原因と対処法をご説明します。

反応性低血糖とは

食事を摂った後、血糖値が一時的に上がってから、反動で下がりすぎる状態です。特に、糖質を多く摂った後に起こりやすくなります。

「お昼にパスタを食べた後、いつも眠くなるんです」——先日の患者さんは、そう言っていました。実は、これも軽い反応性低血糖の一種かもしれません。

主な症状

  • 強い空腹感、手の震え
  • 冷や汗、動悸
  • めまい、ふらつき
  • イライラ、不安感
  • 眠気、集中力低下

「最初はストレスかと思ってたんですが、実は血糖の問題だったんですね」——先日の患者さんは、検査結果を聞いて納得していました。

原因は?

  • インスリン分泌の過剰反応:食後に血糖が上がると、インスリンが多く出て、血糖が下がりすぎる
  • 糖質の取りすぎ:白いパン、パスタ、スイーツなどを多く食べた後に起こりやすい
  • 糖尿病予備群:インスリン抵抗性がある方で、インスリンの分泌が遅れたり多すぎたりする
  • 胃切除後:食物が小腸に速く到達し、血糖が急上昇・急降下する

検査方法

当院では以下の検査で診断します:

  • 血糖測定(空腹時・食後):食後2〜3時間の血糖が70mg/dL以下になるか確認
  • 75g OGTT:糖負荷後の血糖推移を詳しく調べる
  • インスリン分泌能の評価:インスリンがどのように出ているか調べる

「75gの砂糖水を飲む検査、ちょっと大変でしたが、結果で原因がわかって安心しました」——先日の患者さんは、そう言っていました。

対処法・予防法

1. 食事の工夫

  • 糖質を少量ずつ、回数を増やして摂る(1日6回に分ける)
  • 白い米・パン・パスタを玄米・全粒粉に変える
  • 食物繊維を多く含む野菜を先に食べる(ベジファースト)
  • タンパク質や良質な脂質を一緒に摂る

2. 間食の活用

「朝食と昼食の間にナッツを食べるようにしたら、症状が減りました」——先日の患者さんは、ナッツやヨーグルトを間食に取り入れていました。低GI(血糖上昇の緩やかな)食品を選ぶのがコツです。

3. 運動

軽い運動(散歩など)は、血糖コントロールを改善します。ただし、空腹時の激しい運動は避けましょう。

4. 薬物治療

症状が重い場合は、血糖の上昇を緩やかにする薬(α-GI阻害薬など)を使用することがあります。

❓ よくある質問

反応性低血糖は糖尿病になる?
必ずしもそうとは限りませんが、糖尿病予備群(境界型)の方に多い症状です。適切な食事管理で、糖尿病の発症を予防することもできます。先日の患者さんも、3か月の食事改善で血糖値が安定しました。
症状が出た時の応急処置は?
すぐに糖分を摂ります。ジュースや飴、葡萄糖タブレットなどを取り、15分程度で症状が改善するか確認します。改善しなければ、医療機関を受診してください。
低血糖と反応性低血糖の違いは?
「低血糖」は一般的に、糖尿病患者の薬の副作用などで血糖が下がりすぎる状態を指します。「反応性低血糖」は、特に食後に血糖が反動で下がる状態で、糖尿病予備群の方に多いです。

「食後に手が震える、眠気がひどい」——反応性低血糖かもしれません。検査で確認しましょう。

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02/05/2026