糖尿病内科

血糖値の乱れ、注射の“しこり”が原因かも?糖尿病治療中の方へ

17/05/2025

✔ インスリンボール(皮下硬結)を防ぐには?

  • 注射部位を毎回ローテーションする
  • 皮膚を触ってしこりがないか確認する
  • 針は毎回新しいものを使う
  • 適切な角度・深さで注射する
  • しこりがある部位は注射を避ける

不安がある場合は、糖尿病専門医に相談を。

insulin-balls

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血糖値が不安定なあなたへ|注射部位の「しこり」を見逃していませんか?

「最近、血糖値の波が大きい…」「効いてない気がする」
そんなお悩みのあるインスリン治療中の方。皮膚にしこりはありませんか?

実は、インスリンの注射を繰り返すことで、皮下に“インスリンボール(皮下硬結)”と呼ばれるしこりができることがあります。

インスリンボールとは?

インスリンを同じ部位に打ち続けることで、脂肪細胞が刺激され、硬くなったり腫れたりする状態です。
この部分に注射すると、インスリンがうまく吸収されず、効きが不安定になります。

✔ インスリンボールがあるとこんな影響が

  • 打っても効かない → 高血糖に
  • 逆に遅れて効く → 予期せぬ低血糖に
  • 血糖値が安定せず、生活に支障が出る

インスリンボールを防ぐ・改善するには?

  • 毎回、注射部位を変える(ローテーション)
  • 針は毎回交換(使い回しは皮膚を傷つけます)
  • しこりのある部位は避ける
  • 自分でしこりの有無をチェック(週に1~2回)
  • 不安な場合は専門医に相談

まずはご自身の皮膚を触ってみてください

血糖値が乱れる原因は、食事やストレスだけではありません。
注射の“場所”と“方法”が原因になっていることも多いのです。

インスリンボールの改善・再発防止のアドバイスは、糖尿病専門医が適切に指導できます
「最近調子が悪いな」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

しもやま内科(船橋市)では、インスリン療法中の患者様の不安定な血糖コントロールにも対応しています。

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✔ 血糖値が不安定な方へ

  • 自己注射中の皮膚に「しこり」がないか確認しましょう
  • しこりがあるとインスリンの効きが不安定になります
  • 注射部位を毎回ローテーションしましょう
  • 必要があれば、当院にて注射方法・針の選び方をご案内します

糖尿病治療の不安があれば、しもやま内科へご相談ください。

この記事は、糖尿病専門医・総合内科専門医である しもやま内科 院長が監修しています。

船橋市で糖尿病治療・インスリン管理に対応した専門外来を運営し、自己注射中の血糖変動に関するご相談を多く受けています。





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