CGMを活用した運動時の血糖管理|安全で効果的な糖尿病運動療法のコツ
🔍 要点まとめ|このページでわかること
- CGMを使うことで運動中の血糖変動がリアルタイムで確認できる
- 運動前・中・後の血糖値や傾向に応じた補食・調整の方法
- 低血糖や遅発性低血糖をアラートや記録で予防する工夫
- Libre・Dexcom G7の機種別アドバイスページへのリンク
- 1週間分の記録ができるセルフチェックシート付き
糖尿病治療において、運動療法は血糖コントロールやインスリン抵抗性の改善に効果的です。
しかし、運動の種類や時間帯によっては低血糖や高血糖のリスクもあるため、調整が重要です。
そこで注目されているのがCGM(持続血糖モニタリング)を活用した運動管理です。
運動と血糖変動の関係
運動によって血糖は通常下がりますが、個人差が大きく、インスリン使用者では低血糖のリスクが特に高い傾向にあります。
また、激しい運動やストレスがかかる運動では一時的に血糖値が上昇する場合もあります。
CGMで得られるメリット
- リアルタイムで血糖値の変動傾向(矢印)がわかる
- 運動前の血糖が安全域かどうかを確認できる
- アラート機能により早期に低血糖を回避しやすくなる
- 運動後や夜間の血糖変動も把握できる
CGMを活用した運動時の調整のコツ
- 運動前: 血糖が100mg/dL未満の場合はブドウ糖や軽食で補ってから行いましょう。
- 運動中: 矢印が下降していれば、早めに補食を。特に30分以上の運動時は注意。
- 運動後: 低血糖が数時間後に出現する「遅発性低血糖」に注意し、就寝前の確認も重要です。
- 補食の例: ブドウ糖、バナナ、スポーツドリンクなど。
運動中の血糖変動の図解
機種別の運動管理アドバイス
ご使用中のCGM機種ごとに運動時の注意点や補食のタイミングが異なります。以下のリンク先で詳細をご確認ください。
運動記録+血糖の「見える化」で継続しやすく
ご自身の運動パターンを把握するには、記録する習慣が役立ちます。
以下のセルフチェックシート(理学療法士:加瀬勝之監修)を使って、運動内容・体調・血糖変化を1週間ごとに振り返りましょう。
👉 糖尿病 運動療法セルフチェックシート(PDF)をダウンロード
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