「最近、やけに喉が渇く」「トイレが近くなった」「なんだか疲れやすい」——これらは糖尿病の初期症状としてよく知られています。でも実際には、これらの症状が出た頃には血糖値がかなり上がっていることが多い。もっと早く気づく方法はないのか?というのが今回のテーマです。
糖尿病のサイレントな進行
2型糖尿病の怖いところは、初期にはほとんど自覚症状がないことです。健康診断で「血糖値が高いですね」と言われて初めて気づく人がほとんど。そして「気づいた時にはすでに合併症が始まっていた」というケースも少なくありません。
ここでは、血糖値が上がり始めたときに出ることがあるサインをお伝えします。ただし、これらの症状は「すでにかなり進行している」可能性もあるので、気になる方はためらわずに検査を。
こんな症状、要注意
- 喉が異常に渇く(口渇)——血糖値が高いと、体が薄めようとして水分を欲します。
- トイレが近い(多尿)——飲んだ水をそのまま排出しようとするため。
- 体重が減る——インスリンが効かず、エネルギーを尿として排出してしまう。
- なかなか治らない傷——高血糖は免疫力を低下させます。
- 視界がかすむ——血糖値の変動で水晶体の膨張度が変わるため。
- 足のしびれ——神経障害の初期サイン。
「喉が渇くな」と思ったら、まずはコンビニのスポーツドリンクに手を伸ばす前に、病院で血糖値を測ってみてください。スポーツドリンクには糖分がたくさん入っているので、むしろ悪化させます。
糖尿病のリスクが高い方
- 家族(両親・兄弟)に糖尿病の方がいる
- 肥満気味(特に腹部肥満)
- 運動習慣がない
- 甘い飲み物や炭水化物が多い食生活
- 健診で「血糖値が高め」と言われたことがある
- 妊娠糖尿病の既往がある
思い当たる節があるなら、「今は大丈夫」と思わずに、一度血液検査をすることをおすすめします。
❓ よくある質問
糖尿病の初期症状をネットで調べて「当てはまる」と思ったらどうすれば?
まずは医療機関を受診して血糖値の検査をしましょう。空腹時血糖・HbA1cの測定で、今の状態がわかります。「まだ大丈夫」と放置するのが一番危険です。
食事に気をつければ薬は必要ない?
糖尿病のタイプや進行度によります。初期の段階なら食事と運動だけで改善することもあります。でも「食事だけで」と頑張りすぎて挫折するより、必要なら薬を上手に使ったほうが長続きします。