ヒューマペンサビオは小さくて軽い
イーライリリーが今度発売する、新しいインスリンカートリッジ製剤専用のペン型注入器ヒューマペンサビオ。
従来機種のヒューマペンラグジュラと比較すると、大きさが小さくなっています。
ラグジュラはその名の通り、luxury、豪華、贅沢な作りです。ボリューム感があり、重量感があります。それが良いという方も少なくありませんが、お子様、手の小さい女性には些か大き過ぎる懸念もありました。そこで、サビオはラグジュラと比較して、サビオは注入器本体のサイズが短く、重量がより軽くなりました。イーライリリーの本拠地である米国で製造されています。空打ちは2単位です。注射のたびに必ず行ってください。空打ちを行わなかった場合は、正確な量のインスリンを注射できないおそれがあります。現在流通しているJIS T3226-2に準拠したA型専用注射針であれば使用できます。1~60単位まで1単位刻みで投与量を設定できます。
長さ 15.2cm
幅 1.7cm
重量 31g
ワンタッチでカートリッジ交換ができます
選べる色の数が増えました
本体の色が4色あります。
あずき色、うぐいす色、水色、銀色。
単位設定ダイアルが改良されました
サビオではインスリンカートリッジの残量を超えて単位設定できないようにデザインされています。
例えば、指示された量が30単位で、残量が10単位しかない場合は、10単位を超える単位が設定できないように第あるが回らなくなります。
ラグジュラでは残量を超えても単位設定可能で、残量が設定単位より少ない場合は投与後ダイアルが「0」に戻らず不足分のインスリン量を示していました。
使用期限が設定されました
耐用年数3年間(使用を始めてから3年間)は同じです。
しかし、サビオにはいつまで注入器が使用できるかを正確に把握して頂くため、使用期限が設定されています。つまり製造後の使用期限が設定されたのです。耐用年数3年を待たずに、個装箱に表示された使用期限に達した場合には、その日が使用終了日となります。
操作方法は同じ
基本的な操作方法は同じです。
使用できるインスリンは同じ
サビオとラグジュラで使用できるインスリンは同じです。ヒューマログ、ヒューマリン、インスリングラルギンBS注カート「リリー」が使用できます。
糖尿病患者さんがインスリンを自己注射する際、カートリッジ製剤とペン型注入器を、誤って他社製品と組み合わせて使用し、低血糖や高血糖などの副作用が生じた事例が多数報告されています。
装着時及び投与前に、必ずカートリッジ製剤の薬剤名をご確認ください。
使い捨てのプレフィルド型のインスリンと比較してインスリンカートリッジ製剤専用のペン型注入器を使うと、カートリッジ型のインスリンのほうが薬価が安いぶん、毎月の医療費を節約できます。
カートリッジ式のインスリンにご興味のある方は、当院にお気軽にご相談ください。