帯状疱疹ワクチン(シングリックス)|費用・接種間隔・副反応|船橋市の内科|しもやま内科

帯状疱疹は50歳以降で増加します。予防には不活化ワクチン「シングリックス」が推奨され、2回接種で高い有効性と長期持続が確認されています。

「50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防を」
しもやま内科では、不活化ワクチン(シングリックス)を中心に帯状疱疹の予防接種を行っています。費用・接種間隔・副反応、当日の流れを分かりやすくご案内します。ご相談は
047-467-5500 へ。

左顔面に帯状疱疹の皮疹がある高齢女性の写真|帯状疱疹ワクチン案内|しもやま内科(船橋市)
帯状疱疹ワクチン(シングリックス中心)のご案内

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帯状疱疹ワクチンの種類

不活化ワクチン:シングリックス (推奨)

  • 接種方法:筋肉注射を2回(通常は2か月間隔、最大6か月まで可)
  • 有効性:発症予防≒97%帯状疱疹後神経痛(PHN)抑制≒89%が期待
  • 持続:長期(9年以上)の有効性が報告

生ワクチン:乾燥弱毒生水痘ワクチン

  • 接種方法:皮下に1回
  • 有効性:発症予防≒51%PHN抑制≒66%
  • 持続:7〜8年で低下

対象年齢と接種の目安

  • 50歳以上の方に接種を推奨
  • 既往があっても再発予防の観点で接種を検討

費用(税込)

※価格は改定される場合があります。最新情報はお電話でご確認ください。
帯状疱疹(生)ワクチン 7,000円(1回)
帯状疱疹ワクチン シングリックス 21,000円/回(2回必要

自治体助成の有無は時期により異なります。詳細はお電話でご確認ください(047-467-5500)。

副反応と注意点

  • 局所:疼痛・発赤・腫脹 など
  • 全身:倦怠感・発熱・頭痛 など(通常は数日で軽快)
  • 接種できない例:明らかな発熱、重い急性疾患、成分に対する重度アレルギー既往 ほか
  • 妊娠中は原則避け、基礎疾患・治療中の方は主治医と相談

接種の流れ(当院)

  1. 電話で事前相談(在庫・スケジュールの確認)
    代表:047-467-5500
  2. 診察・問診票記入
  3. 接種(シングリックスは初回2か月後に2回目
  4. 接種後の体調観察と注意事項の説明

よくある質問(FAQ)

Q. シングリックスと生ワクチンの違いは?どちらを選ぶべきですか。
シングリックスは不活化ワクチンで2回接種、発症予防効果・持続ともに優れます。生ワクチンは1回接種で簡便ですが、有効性・持続で劣るため、当院ではシングリックスを推奨しています。
Q. 以前、帯状疱疹にかかりました。接種したほうがよいですか?
帯状疱疹は再発することがあります。回復後の予防として接種を検討してください。発症直後は症状が落ち着いてからの接種をご案内します。
Q. 免疫抑制治療や基礎疾患があっても接種できますか?
不活化ワクチンのシングリックスは、多くのケースで接種検討可です。治療内容により適否が分かれますので、主治医と連携のうえ個別判断いたします。生ワクチンは免疫不全では原則避けます。
Q. 2回目が遅れてしまいました。最初からやり直しですか?
原則、やり直しは不要です。間隔が延びた場合でも、残りの1回を接種すれば完了です(目安は初回後2〜6か月)。予定が合わない場合はご相談ください。
Q. 副反応が心配です。発熱や痛みがあるときの対処は?
接種部位の痛み、倦怠感・微熱が出ることがありますが、多くは2〜3日で軽快します。必要に応じて市販の解熱鎮痛薬を検討できます(持病・内服中の薬がある方は事前にご相談ください)。
Q. インフルエンザや新型コロナワクチンと同時接種はできますか?
同時接種を検討可能です(別部位での接種が原則)。体調やスケジュールに合わせて最適な接種計画をご提案します。
Q. どのくらい効果が続きますか?追加接種は必要ですか?
シングリックスは長期(9年以上)の有効性が報告されています。現時点で定期的な追加接種は原則不要とされていますが、新しい知見が出た場合は当ページでご案内します。
Q. 料金と助成はどうなっていますか?
シングリックスは21,000円/回(2回)、生ワクチンは7,000円(1回)です。自治体助成の有無は時期により異なりますので、047-467-5500 へお問い合わせください。
Q. 妊娠中・授乳中は接種できますか?
妊娠中は原則避けます。授乳中は個別判断となります。妊娠の可能性がある方は事前にご相談ください。
Q. 帯状疱疹後神経痛(PHN)も防げますか?
シングリックスはPHNの抑制効果が期待できます。痛みの長期化リスク低減の観点からも、50歳以降の接種をおすすめします。

関連トピック:帯状疱疹と将来の認知症リスクの関連が示唆されています。予防(ワクチン接種)は多面的な健康メリットが期待できます。

詳しくは
帯状疱疹と認知症の関係|予防にはワクチン接種が有効
をご覧ください。

この記事の監修医師:
しもやま内科 院長 下山 立志
日本内科学会 総合内科専門医/日本糖尿病学会 専門医・指導医/日本循環器学会 循環器専門医/日本老年医学会 老年病専門医・指導医/日本甲状腺学会 甲状腺専門医

17/02/2023