✅ 甲状腺の検査、どんなときに必要?何がわかる?
首の腫れ・動悸・倦怠感・健診異常など、甲状腺の不調は身近な症状として現れます。
しもやま内科(船橋市)では、甲状腺ホルモン・TSH・自己抗体・腫瘍マーカーの採血検査や、当日可能な甲状腺エコーを行い、適切な診断と経過観察につなげています。
「検査したほうがいいかも…」と感じたら、お気軽にご相談ください。

✅ 首の腫れや動悸…もしかして甲状腺?
甲状腺は首の前側にある小さな臓器ですが、全身の代謝をコントロールするホルモンを分泌しています。
こんな症状はありませんか?
- 首のしこりや腫れに気づいた
- 疲れやすい、寒がり/暑がりが強くなった
- 動悸や体重の変化が気になる
- 健診で「甲状腺の異常」を指摘された
このような症状がある場合、甲状腺の検査を受けることで原因が明らかになることがあります。
🔬 しもやま内科で可能な甲状腺の検査
当院では、以下のような甲状腺の評価が可能です。
1. 採血検査(ホルモン・抗体・腫瘍マーカー)
甲状腺機能の状態や自己免疫性の病気を評価します。
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)
- FT3・FT4(甲状腺ホルモン)
- TPO抗体・Tg抗体(自己抗体)
- サイログロブリン、CEA、カルシトニンなど(腫瘍マーカー) ※必要に応じて
2. 甲状腺エコー検査
超音波で甲状腺の形や内部構造をリアルタイムに観察します。
- 結節(しこり)や腫瘍の有無
- バセドウ病や橋本病の所見(びまん性変化など)
- 血流や境界・石灰化の評価
※当日検査が可能です。
3. 細胞診(FNA)について
当院では穿刺吸引細胞診(FNA)は実施していませんが、必要と判断される場合は連携医療機関へご紹介いたします。
🕐 検査の流れと所要時間
- 問診・診察(10〜15分)
- 採血・エコー(即日対応可)
- 結果説明(当日または後日)
症状や経過によっては、結果を見ながら追加の検査をご提案する場合があります。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 検査は保険適用されますか?
A. 症状や診察所見がある場合、甲状腺ホルモンや自己抗体、エコー検査などは保険診療で対応可能です。
健診で異常を指摘された場合も、再評価を目的とした受診であれば保険適用されることが多くあります。
Q2. 痛みはありますか?
A. 採血やエコー検査は、通常の健康診断と同じ程度の負担です。痛みを心配される方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合ご安心いただけます。
なお、穿刺吸引細胞診(FNA)は当院では実施しておらず、必要に応じて連携医療機関をご紹介しております。
Q3. 初診でも検査できますか?
A. はい。初診時に診察を行ったうえで、医師が必要と判断した場合は当日そのまま採血や甲状腺エコー検査が可能です。
ご予約がなくても対応いたしますが、事前にご連絡いただけますとスムーズです。
Q4. サイログロブリンが高いと甲状腺がんですか?
A. サイログロブリン(Tg)は、甲状腺の細胞がつくるたんぱく質で、甲状腺にしこりや炎症がある場合に一時的に上昇することがあります。
がんとの関連が気になるところですが、良性の腺腫様甲状腺腫や橋本病、無痛性甲状腺炎などでも高値を示すことはよくあります。
特に、甲状腺全摘術後の患者さんではサイログロブリンをがんの再発マーカーとして使いますが、甲状腺が残っている方では「高い=がん」とは言えません。
大切なのは、ホルモン値や抗体、エコーの所見などを総合的に評価することです。
不安な場合は、専門医による診察と精査を受けることで、必要な対応が明確になります。
しもやま内科では、甲状腺専門医が個々の背景を踏まえて丁寧にご説明いたしますので、ご不安な方はお気軽にご相談ください。
📞 甲状腺の検査をご希望の方へ
症状が軽くても、甲状腺の異常が見つかることがあります。気になる症状があれば、お早めにご相談ください。
👨⚕️ この記事の監修医師
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医
地域密着型の総合内科医として、甲状腺疾患の診療に多数携わっています。