バセドウ病のよくある質問|しもやま内科
ここでは、バセドウ病について患者さんからよく寄せられる質問にお答えします。
Q. バセドウ病とはどんな病気ですか?
A. バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」の一種で、自己免疫の異常が原因です。動悸、発汗、体重減少、イライラなどの症状が出ることがあります。
Q. バセドウ病は完治しますか?
A. 抗甲状腺薬、放射性ヨウ素治療、手術といった治療法があります。寛解(薬を使わずに正常な状態を維持)できることもありますが、再発の可能性もあるため定期的なフォローが大切です。
Q. どの治療法を選べばよいですか?
A. 日本ではまず抗甲状腺薬による治療を行い、それでも寛解が得られない場合は放射線療法や手術を検討します。それぞれの治療法には長所・短所があり、患者さんの状態や希望をふまえて選択します。
Q. 治療中に妊娠しても大丈夫ですか?
A. 抗甲状腺薬は種類によっては胎児に影響を与える可能性があるため、妊娠の可能性がある方は必ず医師に相談してください。妊娠初期はプロピルチオウラシル(PTU)が選択されることがあります。
Q. バセドウ病は遺伝しますか?
A. 遺伝的な素因も関係しているとされていますが、必ず遺伝するわけではありません。環境要因やストレスなども発症に関与していると考えられています。
Q. バセドウ病は眼にも影響しますか?
A. はい。眼が突出する「甲状腺眼症」が合併することがあります。目の異常(違和感、乾燥、突出感)がある場合は早めの受診が必要です。
Q. 症状が改善しても通院は必要ですか?
A. はい。症状が改善しても、再発や副作用の有無を確認するため、定期的な血液検査と診察が必要です。
Q. 食事や生活で気をつけることはありますか?
A. ヨウ素を多く含む食品(昆布、海苔など)の摂取については、医師の指示に従ってください。十分な睡眠とストレス管理も重要です。
Q. 治療にかかる期間はどれくらいですか?
A. 抗甲状腺薬による治療は1〜2年が目安ですが、個人差があります。治療の効果を見ながら調整します。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
お電話でのご予約も可能です:
047-467-5500(しもやま内科)