骨粗鬆症のための患者指導ガイド

骨粗鬆症の予防と治療のポイント

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症は、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。特に高齢者や閉経後の女性に多く見られます。

主な症状とリスク

  • 骨折(特に背骨、股関節、手首)
  • 身長の低下
  • 背中や腰の痛み
  • 姿勢の変化(猫背)

予防と治療のポイント

  • カルシウムとビタミンDを十分に摂取する
  • 適度な運動(ウォーキング、筋力トレーニング)を行う
  • 禁煙・過度な飲酒を控える
  • 必要に応じて薬物療法を受ける

骨を強くする食品

  • 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
  • 小魚(ししゃも、いわしなど)
  • 大豆製品(納豆、豆腐)
  • 緑黄色野菜(ブロッコリー、小松菜)
  • きのこ類(ビタミンDを含む)

運動指導のポイント

  • 負荷の軽いウォーキングやエアロビクスで骨への刺激を与えましょう。
  • 筋力トレーニングで筋肉量を増やし、転倒予防に役立てましょう。
  • バランス運動(片足立ち、ヨガなど)で安定性を高めましょう。
  • 急な動きや激しい運動は避け、無理のない範囲で行いましょう。

注意すべき薬について

  • ステロイド薬(長期使用で骨密度低下のリスク)
  • 抗けいれん薬(カルシウム吸収に影響する場合あり)
  • 利尿薬(カルシウム排泄を促進するタイプに注意)
  • 薬剤使用中は必ず医師の指示に従い、定期的な骨密度検査を受けましょう。

日々の生活習慣を見直して、骨粗鬆症を予防・改善しましょう!