ARBの糖尿病性網膜症抑制作用

16/01/2009

ARBの糖尿病性網膜症抑制作用

カンデサルタン(ブロプレス)が糖尿病性網膜症の抑制・退縮効果を持つという全く新しいエビデンスだ。DIRECT(Diabetic Retinopathy Candesartan Trials)試験で示された。

  • カンデサルタンは1型糖尿病の網膜症発症を有意に抑制する。
  • カンデサルタンは2型糖尿病の網膜症を有意に退縮させる。

簡単に言うと、こういう結果が得られたわけだ。
ARBの腎保護作用、心不全改善作用など様々なエビデンスが示されてきたが、とうとう網膜症に対するベネフィットまで示されてきたわけだ。今後、糖尿病患者に対してはより積極的にARBを選ぶことになるだろう。