妊娠糖尿病が心配な方へ|セルフチェックと受診の目安(船橋市 しもやま内科)

🔊 このページの要点(妊娠糖尿病:セルフチェックと受診の目安)

  • 妊娠中はホルモンの影響で食後の血糖が上がりやすく、妊娠糖尿病(GDM)が起こることがあります。
  • このページではセルフチェック受診の目安、検査の流れをまとめました(不安な方の「入口」ページです)。
  • しもやま内科では、産科と連携しながら医師の指導のもと分食フリースタイルリブレ等で血糖を見える化し、必要時にインスリン治療を行います。

船橋市で妊娠糖尿病の相談先を探している方へ。
しもやま内科(船橋市)では、糖尿病専門医が妊娠中の血糖管理に対応し、近隣の産科(例:くらもちレディースクリニック)や船橋市立医療センターとも連携しています。
受診相談は 047-467-5500(電話)へ。

「健診で血糖を指摘された」「赤ちゃんへの影響が心配」「食後だけ高い気がする」——妊娠中の不安はとても自然です。
妊娠糖尿病(GDM)は、適切に管理すれば多くの場合、妊娠経過を安全に進められます。まずは落ち着いて、リスクの有無受診のタイミングを確認しましょう。

妊娠糖尿病(GDM)とは

妊娠中は胎盤ホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、特に食後高血糖が起こりやすくなります。
妊娠糖尿病は「妊娠中にはじめてわかった耐糖能異常」を指し、放置すると母体・赤ちゃん双方の合併症リスクが上がるため、早めの評価と管理が大切です。

セルフチェック:当てはまる項目はありますか?

① リスクチェック(当てはまるほど要注意)

  • 妊娠前または妊娠初期からBMIが高め(体重増加が急)
  • 家族に糖尿病の方がいる(両親・兄弟姉妹)
  • 前の妊娠で妊娠糖尿病を指摘された
  • 過去に巨大児(大きめの赤ちゃん)と言われたことがある
  • 健診で血糖や尿糖を指摘された(再検査・要精査)
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を指摘されたことがある
  • 妊娠高血圧症候群の既往・高血圧がある

② 体調チェック(症状は目安:無症状も多いです)

  • のどが渇きやすい/水分摂取が増えた
  • 尿の回数が増えた(妊娠による頻尿と区別しづらいことがあります)
  • 食後に強い眠気・だるさが続く
  • 体重増加が急/むくみが強い

ポイント:妊娠糖尿病は症状が出ないことも多いため、「不安がある」「指摘があった」時点で相談が安全です。

受診の目安:いつ相談すべき?

  • 産科健診で「血糖」「尿糖」「75gOGTT」などで再検査と言われた
  • 健診(会社・自治体)で血糖異常を指摘され、妊娠が判明した/妊娠中
  • 「食後の血糖が高いかも」と不安(家庭血糖測定・リブレ等の相談を含む)
  • 以前に妊娠糖尿病があり、今回の妊娠でも早めに確認したい

「当てはまるかも」と感じたら、電話でのご相談も可能です。
しもやま内科(船橋市) ☎ 047-467-5500
「妊娠糖尿病が心配で相談したい」とお伝えください。

迷ったら、まずは匿名セルフチェックで整理してみましょう。
(診断ではありませんが、受診の目安が分かります)

匿名セルフチェック(診断ではありません)

妊娠糖尿病が心配な方向けの簡単なチェックです。回答は匿名で、メールアドレス収集は行いません。

※強い症状や急な体調変化がある場合は、フォームではなく医療機関へご相談ください。しもやま内科 ☎ 047-467-5500

電話で相談・受診希望

しもやま内科(船橋市)
☎ 047-467-5500
「妊娠糖尿病が心配で相談したい」とお伝えください。

受診すると何をする?(検査の流れ)

  1. これまでの健診結果・母子手帳の記録を確認
  2. 必要に応じて採血(血糖・HbA1c等)追加検査を検討
  3. 産科で行うことが多い75gOGTTの結果がある場合はそれを基に評価
  4. 食後高血糖が疑われる場合、フリースタイルリブレ等で日内変動を把握し、食事・分食を調整
  5. 目標に届かない場合は、妊娠週数や状況に合わせてインスリン治療を検討(産科と連携)

しもやま内科の妊娠糖尿病サポート方針

  • 糖尿病専門医が妊娠中の血糖管理を担当
  • まずは医師の指導のもと分食・食後高血糖対策を行い、フリースタイルリブレ等で血糖を見える化
  • 食事療法で改善が難しい場合は、状況に応じてインスリン治療
  • 近隣産科や船橋市立医療センター等と連携し、妊娠経過に合わせて安全に管理

すでに妊娠糖尿病と診断されている方は、こちらのQ&Aも参考にしてください:
妊娠糖尿病Q&A(当院ページ)


よくある質問(FAQ)

妊娠糖尿病は赤ちゃんにどんな影響がありますか?
血糖が高い状態が続くと、赤ちゃんが大きくなりすぎる(巨大児)や分娩時のトラブル、出生直後の低血糖などのリスクが上がることがあります。早めに見つけて管理すれば、リスクは下げられます。
症状がないのに妊娠糖尿病と言われることはありますか?
はい、多いです。妊娠糖尿病は無症状のことも多く、健診の採血や75gOGTTで見つかることがあります。
「食後だけ高い」場合も問題になりますか?
妊娠中は特に食後高血糖が重要です。空腹時が正常でも、食後に上がりやすいことがあります。日内変動を確認し、分食や食事内容の調整で改善できることもあります。
分食は誰でもした方が良いですか?
体格・妊娠週数・血糖パターンで適切な方法が変わります。自己流で極端に減らすのではなく、医師の指導のもとで安全に調整することをおすすめします。
フリースタイルリブレは妊娠中でも使えますか?
血糖の傾向(食後の上がり方・時間帯)を把握しやすく、生活調整に役立つことがあります。適応や運用は状態によって異なるため、外来でご相談ください。
インスリンになったら一生続きますか?
妊娠糖尿病で妊娠中にインスリンを使う場合、出産後に不要になることも多いです。産後は耐糖能が戻るか確認し、必要に応じてフォローします。
産後は何を確認すれば良いですか?
産後に血糖が正常に戻るかを確認することが大切です。産科の指示や状況に応じて、再検査(例:OGTT等)を検討します。受診のタイミングは個別にご案内します。

産婦人科の先生方へ

妊娠中の甲状腺疾患・妊娠糖尿病など、産科×内分泌の連携情報(紹介の目安、連携フロー)をまとめています。


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※患者さん向けではなく、医療者向けの連携ページです。

👨‍⚕️ この記事の監修医師

下山 立志(しもやま たつし)
しもやま内科 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
日本循環器学会 循環器専門医
日本老年医学会 老年病専門医・指導医
日本甲状腺学会 甲状腺専門医

糖尿病、甲状腺、副腎など内分泌疾患の診療に長年従事し、地域密着型の総合内科医として診療を行っています。

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